マンションの内覧希望者に、本気で物件を気に入ってもらうための最強ポイント3つ

マンションの内覧希望者に、本気で物件を気に入ってもらうための最強ポイント3つ

せっかくマンションの内覧希望者が現れても、実際に室内を見たら「ピンとこなかった」というのでは、いつまで経っても成約には至りません。では、マンションの内覧希望者がやってきたときに、いったいどうすれば本気で物件を気に入ってもらえるのでしょうか?そのために知っておくべき最強ポイントを3つご紹介します!

マンション内覧者にとって室内を徹底的に魅力的な空間にする

居住中に内覧をするか、退去後に内覧をするかは、賛否両論の意見がある

内覧者に「こんなマンションに住んでみたい」と思ってもらうためには、何と言っても室内を徹底的に魅力的な空間にする必要があります。

どうすれば魅力的な空間になるかをお話しする前に、まずは「マンションの内覧は居住中がいいか、退去後がいいか?」という問題に突き当たる人も多いでしょう。どちらがいいかについては、実は賛否両論があります。

居住中の内覧を勧める人の意見

  • 居住中の方が生活をイメージしやすいので、売却しやすい
  • 買い替えの場合はマンションを売却しないと新居を購入できないので、仮住まいしないと退去できない
  • 買い手がつかなければ、このまま住み続けていればいいので、売り急ぐ必要がない

退去後の内覧を勧める人の意見

  • 内覧者が押し入れの中まで気兼ねなく見られるので、成約に至りやすい
  • 売り主の希望する日時に合わせる必要がなく、いつでも内覧できる

どちらにも「なるほど」と思わせる理由があり、実際に居住中のマンションの室内に惚れ込んで購入を決める人もいれば、退去後に隅から隅まで内覧して購入を決める人もいます。

どちらの方法で内覧するかは、家庭の事情に合わせるのがベスト

売却中に住み続けるか退去するかは、やはり各ご家庭の事情で判断するのが、ベストの方法といえます。「休日に見学に来られると、家族にストレスが溜まってしまう」「リフォームをかけてから売却するので、いずれにしても退去せざるを得ない」といった、個々の事情もあるでしょう。

マンションの売却はただでさえ人生の大仕事なので、あまり無理をし過ぎないことも、長い売却期間を上手に乗り切るコツです。

売却するマンションの室内を、魅力的に見せる方法

居住中の室内を魅力的に見せる方法

居住中に内覧に来てもらう場合、なんといっても重要なのは“第一印象”です。よく「入社試験の面接は第一印象でほぼ決まる」と言われますが、内覧も例外ではありません。

不要な家具を徹底的に処分し、スッキリと美しい生活空間に

わざわざ内覧のために家具を買ったりせず、できる範囲で工夫を

いずれ退去してしまうマンションなので、内覧に来るからといって、何も新しく家具を買う必要はありません。むしろ買うのではなく、不要な家具を徹底的に処分する方が先決です。スッキリとした生活空間にして、そこにオシャレな観葉植物を置くだけで、グッとイメージアップします。

もし「ちょっと物足りない」と感じるようなら、若干の経費を割いて小物などを購入するのも、ひとつの方法です。100均グッズも意外と活用できますし、「これは新居で使うかもしれない」というような絵画やファブリックなどがあれば、購入して利用するのも良いでしょう。

忙しい人はがんばり過ぎずに、ハウスクリーニングを頼んだ方がよい

室内のカーテンはすべて洗濯し、キッチンからバスルーム・トイレ・ベランダ・部屋の隅々まで、掃除をしっかり行うことが大切です。忙しくて掃除をする時間がない人は、寝る時間を割いてがんばるよりも、思い切ってハウスクリーニングをお願いする方が良いかもしれません。

ただでさえ売却のときはあれこれと忙しいので、あまり無理をすると体調をこわしたり、家族の関係がギクシャクしてしまうこともあります。家族の雰囲気は内覧する人にも敏感に伝わりますので、けっして家族間のトラブルは起こさないようにしましょう。

また、キッチンや洗面所・トイレなどの排水溝から上がってくるニオイも、要注意です。排水管を掃除するクリーナーを使って、ニオイが上がってこないように対処する必要があります。

まず、玄関の扉を開けた瞬間の「ニオイ」は、内覧者の印象に強く残ります。生活臭がするなどというのは、もってのほか。換気を十分に行い、オレンジやグレープフルーツ・レモングラスなど、万人受けする柑橘系タイプのアロマを使うのも良いでしょう。ラベンダーの香りもお勧めです。

玄関には家のイメージに合わせた花を飾り、リビングはカラーコディネートに気を付けて、統一感のあるインテリアを工夫しましょう。インテリア雑誌などを参考にすると、イメージがつかみやすいかもしれません。

退去後の室内を魅力的に見せる方法

退去後に内覧をする場合は、当然ながら室内はカラッポの状態です。リフォームをしてから売却するなら、不動産仲介業者とリフォーム業者と自分の三者で、どうしたら一番良いか納得できるまで話し合いましょう。

大々的にお金をかけてリフォームをすれば良いというわけではなく、たとえばトイレに収納棚を設置するというように、自分が「居住中にこれがあると良かった」と思う物を取り付けるだけでも、内覧者の購入意欲はかなりアップします。自分が「こうだったら良かったのに」と思うことは、内覧者も感じる可能性が高いからです。

築15年以内のマンションであれば、キッチンのコンロや給湯器・フローリングの交換程度のリフォームで済むケースもあります。ただし、傷や汚れ・機器の不良などは、完璧に直しておきましょう。ハウスクリーニングも、自分でやるより業者に任せた方が、より美しく仕上がります。退去後のハウスクリーニングは、居住中よりも掃除がしやすいので、安く済むのはうれしい点です

「ホームステージング」を利用する方法もある

室内をモデルルームのように魅力的に演出してくれるサービス

「退去後のマンションを内覧すると、室内がガランとしているので、暮らしのイメージが湧きにくい」という声も多く、最近はホームステージングを利用する人が増えてきました。

ホームステージングとは、マンションを売却するときに、室内をモデルルームのようにするサービスです。これを導入することによって、「こんなマンションに住んでみたい」というイメージが湧きやすくなり、制約に結びつくケースが多いようです。

「築年数が古い」「駅から遠い」などの売却しにくい要因がある場合は、リフォームをかけてホームステージングをしてから売り出すという方法も、視野に入れた方が良いかもしれません。

内覧の際は窓を開けていい空気を取り入れ、昼間でも全部屋の照明はつけて、印象の良いスリッパを用意しましょう。テーブルなど若干の家具を残しておいて、花を飾るなどの演出をするのもひとつの方法です。これらは不動産業者がセッティングしてくれる場合も多いのですが、もしやってもらえない場合は、自分でセッティングするくらいの気合いが必要です。

マンション内覧の際の対応の良さが、成約に結びつく

マンション内覧者の質問を想定して、あらかじめ答えをメモしておく

子育て環境から管理体制まで、内覧者から受ける質問はさまざまある

室内を美しく整えることと同じくらい重要なのが、内覧の際の対応です。退去後の空き室を内覧する場合は、不動産業者が説明をすべて引き受けることも多いのですが、居住中の内覧は居住者の対応の良し悪しが大きく影響します。

内覧者によく質問されるのは、次のような点です。
  1. 子育て環境(幼稚園や小学校の雰囲気はどうか、教育レベルはどうか、遊び場はあるかなど)
  2. 周囲の環境(騒音はないか、地域の治安は良いかなど)
  3. 売却理由(なぜ売却するかについて、内覧者は強い関心を持っている)
  4. マンションの管理体制(管理費・修繕積立金のプールはあるか、管理人は常駐かなど)

物件の魅力をさり気なく伝えることができたら、ベストの対応

こうしたさまざまな内覧者の質問を想定して、あらかじめそれに対する答えをメモしておきましょう。内覧者からの質問がない場合でも、さり気なく物件の魅力を伝えることができたら、ベストの対応です。

ただし、押しつけがましい営業的なトークは、かえって悪印象を与えるので注意しましょう。「こんなに必死になってアピールするのは、物件が売れないからかも」と思われる可能性もあります。

マンション内覧者へ物件の魅力につながる資料を、できるだけ集める

マンションのパンフレットから児童館の案内まで、アピールできる資料はさまざま

「ここに住んだらこんな生活ができる」とイメージできる物を集める

マンション購入時のパンフレットや構造図面・契約書などがあれば、内覧の際に必ず用意しておきましょう。詳しい図面や説明を見せることで、内覧者に大きな安心感を与えます。

また、たとえば内覧者が子育て中だった場合は、児童館の案内や幼稚園のパンフレット、近隣のショッピングモールのイベント情報、子供会の行事で写した写真など、「ここに住んだらこんな生活ができる」とイメージできるような物をできるだけ集めておきましょう。ただし、これも内覧当日は“さり気なく見せる”というのが鉄則です。

マンションの内覧に関するまとめ

内覧は、マンションを売却する上で要となる、最重要項目です。内覧者に売却物件の魅力を感じてもらえるかどうかは、売り手の熱意にかかっているといっても、言い過ぎではありません。けっして不動産業者まかせにせず、「自分の手で売却するんだ」という強い意思をもって、内覧に臨みましょう。