遠隔地のマンション売却をスムーズに進めるための方法

遠隔地のマンション売却をスムーズに進めるための方法

所有しているマンションが現在の居住地よりも離れている遠隔地にある場合、その物件を売却するにはどうすればいいのでしょうか?

今回は遠隔地のマンション売却の方法をご説明していきます。

遠隔地のマンション売却はどこに相談すればいい?

マンション売却を自分ひとりで進めることはほぼ不可能です。そのために、不動産会社に間に入ってもらい、相談しながら進めていきます。

マンション売却の相談先

一般にマンション売却は不動産会社に仲介をしてもらいます。不動産会社に物件を見てもらい、査定をして広告などの販売戦略を立ててもらうのです。遠隔地のマンション売却の相談は次の2つの方法があります。

  • 全国ネットで展開している不動産会社
  • 地元で地域密着型で営業している不動産会社

両者の特徴を見ていきましょう。

全国ネットで展開している不動産会社

インターネット広告やテレビCMなどでよく見かける有名不動産会社のほとんどは、全国ネットで事業展開しています。全国各地の物件を扱っているため、遠隔地のマンション売却の相談も可能です。

地域密着型の地元の不動産会社

全国展開は行わずに都道府県や市町などの狭い範囲内で営業をしている不動産会社です。会社の知名度はそれほど高くはありませんが、地域の情報に精通しているのが特徴です。

遠隔地のマンション売却を全国ネットの不動産会社に相談するメリット・デメリット

全国展開している不動産会社に遠隔地のマンション売却の相談をする際のメリットとデメリットについて見ていきます。

全国ネットの不動産会社に相談するメリット

メリットとしては、現在の居住地から離れることなく相談ができるということです。全国ネットで営業している不動産会社はインターネットでの相談受け付けも可能ですし、各地に営業所や支店を設けています。

遠隔地のマンション売却のことは、まず近くの営業所で相談して、その後、物件がある地域の営業所に情報を流すという形で進めていきます。

全国ネットなら広い範囲の人に物件を知ってもらえる

全国展開をしている不動産会社では、ホームページに全国各地の販売中の物件を紹介しています。

ホームページでは都道府県別や市町別、最寄り駅別など、さまざまな方法で検索できる工夫があるため、物件の所在地周辺に住む人だけでなく、近々その土地に移住したいと考える人や投資用物件を探す人など、より広い範囲の人に物件を見てもらうことができます。

全国ネットの不動産会社に相談するデメリット

たとえ全国ネットと言っても、全国津々浦々、すべての地域の情報を網羅しているわけではありません。地域によっては営業所や支店がないケースもあります。

特に遠隔地でそこがいわゆる「へき地」と呼ばれるような不便な場所の場合は、対応ができない可能性があります。しかし、へき地の物件ではマンションは少なく、広い土地に建つ古民家が多いのではないでしょうか。

そのため、マンション売却という点で考えるとそれほどの心配はないと言えます。

遠隔地のマンション売却を地元の不動産会社に相談するメリット・デメリット

では、次に地元の不動産会社に相談するメリット・デメリットを見ていきます。

地元の不動産会社に相談するメリット

地元の不動産会社は扱う物件が都道府県内や市町という狭いエリアに限定されていて、地域密着型で経営しているところがほとんどです。

地元ならではの情報に詳しいため、物件を紹介する際にも顧客にきめ細かいアドバイスをしてもらえるのが大きなメリットだと言えるでしょう。

地元の不動産会社ならではのアドバイス例

例えば次のようなアドバイスがあります。

  • この物件は安いけれど、駅からマンションまではずっと坂道だから大変だよ
  • 小さなお子さんがいる家庭なら、この近くにもうすぐ保育園ができるからおすすめだよ。
  • この物件の周辺は夜は結構暗くて、物騒なんだ。女性のひとり暮らしにはおすすめできないね。
  • このエリアは医療センターが歩いていけるから、定年後のご夫婦は何かと安心だよ。
  • ここはバス停が近いけれど、本数が少ないから使えないね。通学や通勤に電車を使う人なら駅に近いこちらの物件の方がいいよ。

このようにかなり具体的で親身なアドバイスが期待できます。また、地元の物件の相場も把握しているので、無理な価格設定などがないのも安心できる要素でしょう。

地元の不動産会社なら、その物件のことも知っている可能性が

所有者が遠隔地に住んでいても、その物件の所在地にある不動産会社はその物件のことをよく知っているというケースがあります。

もし売却の相談をしたら、「ああ、あんたが持ち主かい?あの物件はずっと気になっていたんだよ。実はあの地域でマンションを探している人がいるんだ。ちょうどいいよ。今度、話をしてみるから。売り値はどれくらいが希望なのかな?」と、話がトントン拍子に進む可能性があります。

また、「このあたりでは、あの程度の物件だと、相場は〇〇万円くらいだよ」といった具体的なアドバイスももらえます。

地元の不動産会社に相談するデメリット

メリットがあればデメリットもあります。地元の不動産会社は、営業エリアが狭いため広告も地元のエリアに限られます。

例えば別の地方に住む人が転勤などで遠隔地にマンションを探している場合でも、なかなかその情報を見つけることができません。

また、地方の不動産会社はホームページにあまり力を入れていないケースがあります。店頭での紹介や新聞広告、地元のフリーペーパーなどで宣伝をするため、別の地方に住む人の目に触れる機会が少ないという点もデメリットだと言えるでしょう。

遠隔地のマンション売却の不動産会社比較

遠隔地のマンション売却の相談先(不動産会社)の比較をまとめると、次のようになります。

相談先 メリット デメリット
全国ネットの不動産会社 ●遠隔地でも物件所在地の営業所や支店が対応してくれる
●ホームページで全国の物件情報を紹介しているので、遠隔地の物件でも多くの人の目に触れられる
●地元の細かい情報には詳しくない
●地域によっては対応できない場合がある
地元の不動産会社 ●地元の情報に精通しているので、売り主にも買い主にもきめ細かなアドバイスができる ●営業エリアが限られるため、広い範囲の人に物件情報を紹介できない
●ホームページを持っていない不動産会社もある

遠隔地のマンション売却には一括査定という方法も

自分が実際に物件周辺をまわって、いくつかの不動産会社を訪ねて相談できればいいのですが、遠隔地の場合はそうもいきません。

また、全国ネットで展開している不動産会社にも得意なエリアとそうではないエリアがあります。そこで、まず第一段階でマンションの一括査定をするという方法がおすすめです。

マンション一括査定でだいたいの査定額を把握する

いくつもの不動産会社に問い合わせをするのは、いちいち物件情報をホームページで入力や店頭で記入などをしなければならないために面倒です。

一括査定なら必要な情報を入力すれば、すぐに複数の不動産会社の査定額を知ることができます。

査定結果を見ておおよその判断をする

査定結果を見ると、その物件の販売価格のおおよその目安がつきます。また、不動産会社によっては「そのエリアは対応していません」という結果が出る場合もあるでしょう。

そこからどこの不動産会社に相談するといいかを判断するのがおすすめです。

全国ネットの不動産会社の情報で下調べをする方法もあり

全国ネットの不動産会社のホームページで、売りたい物件の所在地の情報を調べておくのもいい方法です。

「〇〇県△△市 中古マンション 3LDK」など、自分が売りたい遠隔地の物件と似た条件の物件を探すと、その地域での相場がわかります。

その上で一括査定をするなり、地元の不動産会社を探すなどして価格を比較するといいでしょう。

遠隔地のマンション売却の方法~まとめ

遠隔地のマンション売却には、全国ネットの不動産会社に相談する方法と地元の不動産会社に相談する方法があります。

全国ネットの不動産会社はホームページで全国の物件情報を掲載しているため、地元以外の人にも物件情報を見てもらうことができます。そのため、転勤や引越しを考えている人の目に留まるチャンスがあります。全国ネットの不動産会社でも対応は地元の営業所が行います。

一方、地元の不動産会社は限られたエリアで営業をしているため、広範囲に多くの人に物件情報を知ってもらうということはできません。しかし、地元の事情に精通しているため、売り主にも買い主にも的確なアドバイスができるというメリットがあります。

遠隔地の物件で売り値の予想ができない場合は、まずはマンション一括査定で調べる方法があります。そこでだいたいの査定額の目安をつかんでおくといいでしょう。