宮崎県の不動産(土地)査定!売却相場を一戸建てからマンションまで紹介

宮崎県の不動産(土地)査定!売却相場を一戸建てからマンションまで紹介

宮崎県は九州地方の南東部に位置する、温暖な気候を利用した第一次産業が盛んな都道府県です。

2007年に就任した東国原英夫知事の全国規模のマスメディア露出により全国的な知名度を得たので、強く印象に残っている人も多いことでしょう。

日本有数の農業県で県民所得における第一産業の所得比率が日本一であり、隣の大分県と共同で、東九州地域医療産業拠点構想(通称・東九州メディカルバレー構想)を発表し、東九州地域を医療機器産業の拠点として整備していることからも、今後は第二次産業の成長も期待できる都道府県の1つです。

今回はそんな宮崎県の不動産取引の実情を、様々なデータから徹底検証していきます。宮崎県で不動産取引を考えている人は、最後まで目を通して参考にしてください。

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まずは宮崎県の不動産取引の実情を知ろう!

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宮崎県の不動産取引の実情について解説する前に、まず理解しておいてもらいたいのが土地の取引価格への考え方です。

東京では土地が高すぎて、なかなか戸建て住宅を購入できない。こんな話を耳にしたことはありませんか?

知っている人も多いでしょうが、土地の価格は地域によって異なります。同じ条件の土地を購入するにしても、購入する地域がどこかによって、取引価格は大きく違ってくるのです。

土地の取引価格の重要性を知ろう!

不動産取引を行う場合は、まず対象となる物件の土地価格がいくらなのか、その市場相場を把握しておく必要があります。

特に中古物件を売買する場合は、この土地価格がいくらかが、取引価格に大きく影響してくるので注意が必要です。

下記のグラフを見てください。

長崎県_土地売却_不動産査定_長崎県_土地売却_不動産査定_取引価格

参照先:国土交通省・中古住宅流通、リフォーム市場の現状

建物は上記のように築年数を追うほど市場価格が下落していきます。

特に木造戸建て住宅は20年を超えると、購入時価格の10%まで下落しているのには驚きです。築20年くらいなら十分に住めるのに、何でこんなにも市場価格が下落してしまうのか不思議に思う人も多いことでしょう。

これは建物の法定耐用年数が影響しているからです。法定耐用年数とは財務省が定めた資産の耐用年数を指し、資産の価値を計る1つの指標とされています。

建物の法定耐用年数は下記の通りです。

  • 木造戸建て住宅:22年
  • 鉄筋コンクリート等のマンション:47年

建築構造によって倍以上も法定耐用年数が違っている点に注目してください。上記のグラフで木造建築物は22年ほどで、ほとんど市場価値がなくなるのに対し、マンションは依然、市場価値を維持しているのは、この法定耐用年数が異なるためです。

ここで考えてもらいたいのが、中古物件を売買する際に土地価格が不動産全体の取引価格に与える影響です。土地には建物のように法定耐用年数の定めがありません。

しかも経年劣化を伴わないため、建物のように所有期間に関係なく、市場価格に大きな変動がありません。

建物が購入時価格3,000万円で、土地面積100坪、築22年の木造戸建て住宅を売却したとしましょう。

この際、坪単価が50万円と100万円だった時の取引価格を試算してみると、下記のように取引価格は全く違ったものになってしまいます。

  • 建物価格300万円+坪単価50万円×100坪=5,300万円
  • 建物価格300万円+坪単価100万円×100坪=1億300万円

築年数が古く、市場価格が低い建物ほど、土地価格の違いが不動産の取引価格に、大きな価格差を生み出すことになるわけです。

となれば不動産取引を行う際に、所有する土地の市場価格がいくらかを把握しておくことが、いかに重要かお分かりいただけるでしょう。

土地の市場価格はどう決まるの?

ここで土地の市場価格について、さらに詳しい知識を持ってもらうため、市場価格の決定方法について解説しておきます。

土地の市場価格は大抵の場合、不動産会社から出される査定価格で判断します。それではこの査定価格はどうやって決められているのでしょうか?

建物の査定で一番大きな判断基準となるのは、先に話した市場価格です。しかし、土地の場合は市場価格もさることながら、公的機関が毎年公表している、下記3つのいずれかの価格が一番影響してきます。

  • 地価公示価格
  • 基準地価
  • 路線価

今回はこの中でも公共事業の用地買収で用いられている、地価公示価格を参考に宮崎県の土地価格を紹介します。そこでまずは、簡単に地価公示価格について解説しておきしましょう。

地価公示価格は国土交通省が地価公示法に基づき、毎年1月1日時点の標準地の土地価格を公示したものです。

標準地に指定された場所を2名の不動産鑑定士が鑑定し、その鑑定評価を基に、国土交通省内の土地鑑定委員会で、正式に土地の価格が決定されます。

しかし、地価公示価格は土地の取引価格を決定する際の指標であり、法的強制力があるわけではありません。よって、必ずしも地価公示価格が取引価格になるわけではありません。

不動産会社等が出した査定価格に売り主が同意し、販売価格に合意した買主によって売買取引が行われます。

そのため実際の取引価格は両者の意向が反映されるため、地価公示価格の70%から120%で取り引きされるのが一般的です。いくら公的機関がこの土地の価格が坪50万円だと言っても、それを購入しようという人が出てこないことには、不動産取引は成立しません。

最終的には売り主と買い主の話し合いによって、取引価格が上下するというわけです。

宮崎県の地価公示価格の推移

土地の取引価格の決定方法について理解してもらったところで、実際に宮崎県の地価公示価格がどうなっているのかを、確認していくことにしましょう。

宮崎県の2010年から2019年までの地価公示価格は、下記のように推移しています。

年度 宮崎県(坪単価) 上昇率 全国平均(坪単価) 上昇率
2010年 150,469円 ―2.15% 583,408円 ―4.61%
2011年 145,752円 ―2.61% 574,621円 ―2.99%
2012年 141,269円 ―2.74% 563,448円 ―2.58%
2013年 137,825円 ―2.40% 564,532円 ―1.76%
2014年 132,476円 ―2.08% 578,549円 ―0.60%
2015年 130,212円 ―1.74% 594,979円 ―0.30%
2016年 131,302円 ―1.29% 630,304円 +0.12%
2017年 130,549円 ―0.95% 666,066円 +0.36%
2018年 130,139円 ―0.72% 609,041円 +0.71%
2019年 130,046円 ―0.51% 741,081円 +1.17%

*上昇率:新規測定地を除いた公示地点の平均上昇率

参照先:国土交通省・地価公示価格

宮崎県の地価公示価格は全国的に見ると、決して高いとは言えません。むしろ低い都道府県の1つに分類されます。

下記は国土交通省が公示した地価公示価格と基準地価をもとに、データサイトの「土地DATA」が独自算出した、2019年都道府県地価ランキングから抜粋したデータです。

全国ワーストランキング 全国トップランキング 都道府県名 坪単価
1位 47位 秋田県 82,504円
2位 46位 青森県 99,591円
3位 45位 山形県 107,053円
4位 44位 鳥取県 115,455円
5位 43位 茨城県 115,669円
6位 42位 佐賀県 129,562円
7位 41位 宮崎県 130,046円
8位 40位 佐賀県 132,915円
9位 39位 宮崎県 133,239円
10位 38位 島根県 136,159円

参照先:土地DATA

宮崎県の地価公示価格は全国でワースト7位ですから、決して土地の価格が高い地域ではないことが見て取れます。

しかもここ10年間で2万円ほどの下落を見せていることからも、土地の取引価格はあまり期待できないのが素直な感想です。

地価公示価格は都心部の商業地域ほど高くなり、郊外の農地や林地ほど低くなります。宮崎県の地価公示価格が全国的に見て低い傾向にあるのは、地価公示価格が低くなる農地や林地が大部分を占めているということなのでしょう。

これは第一次産業が県内経済の中心となっている、宮崎県では致し方ないことのなのかもしれません。

それでは引き続き、宮崎県内の各市町村の土地公示価格を確認していきます。各市町村の地価公示価格を把握しておけば、どの地域で有益性の高い不動産取引ができるのかを把握できます。

自分が所有している不動産が所在する市町村の地価公示価格が、いくらなのかを、確認しながら見ていきましょう。

宮崎県の各市町村の地価公示価格

宮崎県内の各市町村の地価公示価格は下記の通りです。

順位 市町村名 坪単価 前年比
1位 宮崎市 197,000円 +0.20%
2位 延岡市 114,000円 -0.48%
3位 日向市 102,000円 -0.22%
4位 児湯郡高鍋町 84,000円 -1.61%
5位 日南市 77,000円 -1.99%
6位 西都市 76,000円 -0.55%
7位 都城市 75,000円 -1.65%
8位 小林市 70,000円 -1.09%
9位 東諸県郡国富町 70,000円 -0.66%
10位 児湯郡新富町 63,000円 -1.06%
11位 東臼杵郡門川町 62,000円 -0.53%
12位 北諸県郡三股町 61,000円 -0.54%
13位 東諸県郡綾町 59,000円 -0.24%
14位 串間市 54,000円 -2.08%
15位 児湯郡川南町 46,000円 -0.97%
16位 えびの市 43,000円 -2.33%
17位 児湯郡都農町 41,000円 -0.80%
18位 西臼杵郡高千穂町町 41,000円 -1.17%
19位 西諸県郡高原町 38,000円 -3.17%

参照先:宮崎県HP・ 令和元年地価調査データベース

市町村別に見れば、県庁所在地の宮崎市の地価公示価格が最も高いのですが、筆者が一番驚いたのは、他の市町村の地価公示価格の低さです。

2位と3位の延岡市と日向市はなんとか10万円台をキープしていますが、その他の市町村は全て10万円を切った状態です。宮崎県の地価公示価格は宮崎市1市が必死にけん引している状態だといっても過言ではありません。

ここまで各市町村の地価公示価格が低いのですから、全国で下位ランクになってしまうのも仕方のないことですね。

宮城県の不動産取引はどう推移している?

ここまでのデータ検証で宮崎県の地価公示価格は全国的に見て、下位レベルに位置しており、宮崎市1市が地価公示価格を支えていることが分かりました。

しかし、地価公示価格が低いからといって、その地域の不動産取引が低調なわけではありません。

確かに東京都のように商業地が多く、人口密度の高い地域では、地価公示価格は高くなり、不動産取引も盛況です。

ですが不動産取引は地域条件に応じた需要が発生します。人口が少なかろうが、地価公示価格が低かろうが、必ず不動産取引には需要が出てきます。

需要規模が大きいか小さいかだけで、地価公示価格が低いから、不動産取引も低調だとは言い切れないのです。

下記の表は公益財団法人不動産流通推進センターが公表した、2019不動産業統計集(3月期改訂)を基に、2014年から2016年における県内不動産流通量(売買件数)の推移を表したものです。

2014年 2015年
木造 非木造 合計 木造 非木造 合計
熊本県 2,676件 796件 3,472件 2,860件 1,469件 4,329件
東京都 21,201件 113,970件 135,171件 21,812件 117,229件 139,041件
全国平均 5,398件 7,543件 12,941件 5,495件 7,758件 13,253件
2016年  
木造 非木造 合計  
熊本県 2,893件 1,064件 3,957件  
東京都 21,640件 123,559件 145,199件  
全国平均 5,679件 8,143件 13,822件  

参照先:公益財団法人不動産流通推進センター・2019不動産業統計集(3月期改訂)

上記の件数を見る限り、宮崎県内の不動産取引は、順調に推移していることが分かります。

それではもう少し落とし込んで、各市町村の件数推移を確認してみましょう。

順位 市町村名 2019年 2018年 2017年 2019年前年度増減率
1位 宮崎市 4,353件 4,988件 4,942件 87%
2位 都城市 2,776件 2,839件 2,886件 98%
3位 延岡市 1,184件 1,253件 1,339件 95%
4位 小林市 1,001件 1,087件 949件 92%
5位 日南市 808件 842件 817件 96%
6位 日向市 605件 734件 744件 82%
7位 えびの市 518件 478件 482件 108%
8位 西都市 476件 459件 558件 104%
9位 串間市 461件 540件 327件 85%
10位 三股町 440件 522件 559件 84%
11位 国富町 334件 397件 401件 84%
12位 高鍋町 305件 390件 323件 78%
13位 新富町 252件 339件 260件 74%
14位 高原町 245件 225件 216件 109%
15位 川南町 237件 294件 236件 81%
16位 都農町 207件 128件 136件 162%
17位 門川町 178件 180件 221件 99%
18位 綾町 115件 140件 175件 82%
19位 高千穂町 110件 122件 154件 90%
20位 日之影町 108件 53件 87件 204%
21位 美郷町 106件 109件 99件 97%
22位 五ケ瀬町 76件 117件 98件 65%
23位 木城町 64件 85件 99件 75%
24位 椎葉村 33件 41件 46件 81%
25位 西米良村 17件 24件 22件 71%
26位 諸塚村 6件 18件 38件 33%
宮崎県 総計 15,015件 16,404件 16,214件 92%

参照先:国土交通省HP・土地取引規制基礎調査概況調査結果(集計表)

2017年から2018年は地価公示価格が低い市町村で、件数の減少が目立ちましたが、一番地価公示価格が高い宮崎市の件数増加により、県全体としては上昇を示しています。

しかし、2019年には上昇をけん引していた都城市でも13%の減少となったため、これが影響して県全体での減少を引き起こしています。この減少は気になるところではありますが、大きな減少幅を示しているわけではないので、さほど気にすることはないでしょう。

減少傾向にはありますが、まだ宮崎県内の不動産取引が停滞傾向にあるとは言えません。

これは2018年9月に公益社団法人・宮崎県不動産鑑定士協会が公表した、「第4回宮崎県不動産市場動向に関するアンケート調査結果」の過去1年間の取扱件数を見ても明らかです。

長崎県_土地売却_不動産査定_長崎県_土地売却_不動産査定_取り扱い件数

参照先:第 4 回宮崎県不動産市場動向に 関するアンケート調査結果

宮崎県の不動産取引をけん引している宮崎市で、住宅地の不動産取引件数が増加傾向にあると答えた人の方が、減少傾向にあると答えた人より多くなっています。

全体的には横ばいと答えた人が多いことから、停滞気味であると感じている人が多いのは事実です。決して上昇傾向にあるとは言えないでしょう。

実際のところは、宮崎県内の不動産取引は若干の増減を繰り返しながら、現状維持をキープしている状態といったところです。

宮崎県の不動産取引件数が上昇するもしないも、これは宮崎市の動向1つに掛かっています。

これは疑いようのない事実です。この点は宮崎県の不動産取引を語る上で重要なポイントとなってくるので、よく理解しておくようにしましょう。

宮城県の中古物件の取引状況

宮崎県の不動産取引の実情が分かったところで、次は今回のテーマでもある中古物件の取引情況について検証していきます。

下記は先ほどの公益財団法人不動産流通推進センターが公表した、2019不動産業統計集(3月期改訂)を基に、2010年から2017年までの建物売買における所有権移転戸数の推移です。

年度 所有権移転登記戸数
2010年 3,060戸
2011年 3,058戸
2012年 3,130戸
2013年 3,261戸
2014年 3,470戸
2015年 3,693戸
2016年 3,544戸
2017年 3,905戸

参照先:公益財団法人不動産流通推進センター・2019不動産業統計集(3月期改訂)

ここで注目してもらいたいのが、登記方法の違いです。

不動産を購入した場合、自分がその所有者であることを証明するために必要になるのが所有権登記ですが、その方法には2つあり、どちらの登記を行っているかで、購入不動産が新築か中古かを判断することができます。

所有権登記の方法は下記の2つです。

  • 所有権保存登記:まだ誰も所有したことのない不動産を、自分が所有した際に行う所有権登記方法
  • 所有権移転登記:既に誰かが所有している不動産を、新たに自分が所有した際に行う所有権登記方法

所有権保存登記は建売住宅の新築購入時、所有権移転登記は建売住宅で不動産業者が所有する土地部分、もしくは中古物件購入で執られる登記方法になります。

そのため、建物の所有権移転登記数と、不動産流通量(売買件数)を比べれば、新築と中古物件の取引割合が一目瞭然になるのです。

上記は2017年までの所有権移転登記戸数ですが、先ほどの不動産取引件数と同様に、若干の増減を繰り返しながら、現状維持を続けていることが見て取れます。

そこで2015年と2016年を例に挙げて、新築と中古物件を比較してみることにしましょう。

年度 不動産流通量(売買件数) 所有権移転登記数
2015年 4,329件 3,693件
2016年 4,619件 3,544件

参照先:公益財団法人不動産流通推進センター・2019不動産業統計集(3月期改訂)

中古物件の取引数が明らかに多いことが見て取れます。

この数値を見れば、宮崎県の中古物件需要は十分にあると言えるでしょう。中古物件の売買を検討している人にとっては朗報ですね。

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では次項から、実際に宮崎県内では中古物件がいくらで取り引きされているのかを確認していきます。中古戸建てと中古マンションに分けて紹介するので、自分の所有する不動産がいくらで取り引きされいるのかを、確認しながら読み進めていきましょう。

宮崎県の中古戸建て住宅の取引価格は?

長崎県_土地売却_不動産査定_長崎県_土地売却_不動産査定_中古物件

まずは中古戸建て住宅の取引価格から見ていくことにします。2007年から2019年の12年間で宮崎県では、6,261件の戸建て住宅が取り引きされています。

九州・沖縄地区で4位と奮闘していたのには驚きです。ここまでの不動産取引の実情を考慮すれば、期待をはるかに上回っています。

順位 県名 取引件数
1位 福岡県 27,943件
2位 熊本県 8,004件
3位 鹿児島県 7,372件
4位 宮崎県 6,261件
5位 長崎県 5,668件
6位 大分県 5,243件
7位 佐賀県 3,681件
8位 沖縄県 3,277件

参照先:価格ドットコム

地価公示価格が低いからといって、不動産取引が低調になるわけではない証とも言える結果ですね。

基本的に地価公示価格は、土地の需要が大きいほど高くなってきます。そして土地需要を上げるのに欠かせないのが人口数です。その地域に住む人が多くなればなるほど、住むための土地需要は上がり、自ずと地価公示価格は上昇していきます。

言ってみれば簡単な市場原理です。

欲しがる人が多くても、生産が間に合わなければ、全ての人がその商品を手にすることはできません。この状態では定価よりも高くても、何とか手に入れようという人が出てきます。

商品価値が上がり、高値で販売できる。需要が供給を上回る状態です。

世界中で愛飲されている日本のシングルモルトウイスキーが、まさに今この状態にあります。

しかし、欲しがる人がいても、生産過多状態で難なく手に入れられるなら、人は価格の安い同一商品を求めます。となれば、価格を安くして販売しなければなりません。

先ほどとは全く逆の、供給が需要を上回る状態です。みかんが豊作の年に農家が市場への出荷量を抑えるのは、販売価格の値下がりを防ぐためです。

土地取引でもこれと同じ状況が起こります。そのため、人口密度の低い地域よりも、高い地域の方が土地需要が上がり、地価公示価格が高くなります。

地価公示価格の低い地域で、必ずしも不動産取引が低調なわけではありませんが、高いところの方が活性化しているのは事実です。

この市場原理からすれば、不動産取引が活性化しているところの方が、より高い取り引きができるのは言うまでもありません。

となれば中古戸建て住宅を売却する際には、どこで不動産取引が活発に行われているのかを把握しておく必要があります。

そこで宮崎県の中古戸建て住宅価格を確認する前に、まずはどの市町村で、戸建て住宅取引が活性化しているのかを確認しておきましょう。

戸建て住宅の取り引きランキング(市町村)

それでは早速、どの市町村で戸建て住宅取引が、活性化しているのかを見ていくことにします。

下記が各市町村で行われた戸建て住宅取引の、2007年から2019年の12年間の結果です。

順位 市町村名 取引件数
1位 宮崎市 2,447件
2位 都城市 1,054件
3位 延岡市 729件
4位 日南市 347件
5位 日向市 339件
6位 小林市 263件
7位 北諸県郡三股町 173件
8位 西都市 149件
8位 児湯郡高鍋町 139件
10位 串間市 96件
11位 えびの市 91件
12位 児湯郡新富町 79件
13位 東諸県郡国富町 72件
13位 東臼杵郡門川町 72件
15位 児湯郡川南町 64件
16位 児湯郡都農町 60件
17位 西臼杵郡高千穂町 37件
17位 東諸県郡綾町 35件
19位 西諸県郡高原町 28件
20位 児湯郡木城町 18件
21位 東臼杵郡美郷町 16件
22位 西臼杵郡五ヶ瀬町 9件
23位 西臼杵郡日之影町 5件
24位 東臼杵郡椎葉町 4件
25位 東臼杵郡諸塚村 3件
26位 児湯郡西米良村 1件

参照先:住宅価格ドットコム

戸建て住宅取引トップ3は、先に紹介した市町村別の土地取引件数データと、全く同じ結果となりました。トップ5内を見ても日南市と日向市が入れ替わっているだけです。

しかし、取引件数を見ると宮崎市の一極集中であることは顕著で、宮崎県内で戸建て住宅取引が活発に行われているのも宮崎市でした。

宮崎県で高い収益が見込める戸建て住宅取引なら宮崎市、そこそこの取り引きが望めるのが、都城市と延岡市の2市といったところでしょう。

ここで注意してもらいたいのは、このような一極集中を示す地域の場合には、戸建て住宅を求めるニーズが異なるという点です。

下記の各市町村の人口推移を見てください。

順位 市町村名 人口総数 前月との増減 転入数 転出数
1位 宮崎市 398,297人 187,215人 211,082人 -58人 650人 621人
2位 都城市 160,999人 75,709人 85,290人 -29人 352人 302人
3位 延岡市 119,192人 56,407人 62,785人 -59人 150人 152人
4位 日向市 60,024人 28,549人 31,475人 -12人 107人 76人
5位 日南市 50,993人 24,023人 26,970人 -72人 81人 103人
6位 小林市 43,955人 20,314人 23,641人 -46人 79人 80人
7位 西都市 29,052人 13,603人 15,449人 -56人 51人 84人
8位 北諸県郡三股町 25,440人 11,811人 13,629人 8人 66人 65人
9位 児湯郡高鍋町 20,165人 9,583人 10,582人 -20人 51人 58人
10位 東諸県郡国富町 18,664人 8,725人 9,939人 -25人 39人 44人
11位 えびの市 18,090人 8,560人 9,530人 -17人 29人 29人
12位 東臼杵郡門川町 17,518人 8,327人 9,191人 -2人 47人 34人
13位 串間市 17,273人 8,124人 9,149人 -41人 26人 30人
14位 児湯郡新富町 16,670人 8,127人 8,543人 4人 60人 45人
15位 児湯郡川南町 15,348人 7,293人 8,055人 -9人 25人 29人
16位 西臼杵郡高千穂町 11,925人 5,741人 6,184人 -17人 14人 14人
17位 児湯郡都農町 10,032人 4,741人 5,291人 -1人 21人 19人
18位 西諸県郡高原町 8,695人 4,154人 4,541人 -8人 13人 13人
19位 東諸県綾町 6,998人 3,292人 3,706人 -4人 24人 26人
20位 児湯郡木城町 5,004人 2,292人 2,712人 -8人 14人 16人
21位 東臼杵郡美郷町 4,811人 2,317人 2,494人 -13人 2人 11人
22位 西臼杵郡日之影町 3,657人 1,723人 1,934人 -4人 4人 4人
23位 西臼杵五ケ瀬町 3,524人 1,731人 1,793人 -11人 1人 8人
24位 東臼杵郡椎葉村 2,563人 1,288人 1,275人 -8人 5人 10人
25位 東臼杵郡諸塚村 1,526人 758人 768人 -3人 0人 2人
26位 児湯郡西米良村 1,009人 510人 499人 -4人 1人 2人
  宮崎県 1,070,944人 504,110人 566,834人 -524人 1,020人 994人

参照先:宮崎県HP・平成31年市町村別人口と世帯数(平成31年1月~令和元年12月)

宮崎市を中心とした都市部では人口流入数も多いため、転居者を対象に売却するのが効果的ですが、人口流入が少ない都市部以外の地域では、同じ地域内の近隣者に向けて売り出した方が、買い手は見つかりやすいでしょう。

ですが、先に紹介したように郊外では、そもそも戸建て住宅の取引件数自体が多くありません。購入希望者数が少ないのが実情です。

そのため買い手が見つかりにくいことを、頭に入れておく必要があるでしょう。この場合はいっそのこと仲介は避け、買取してもらった方が無難かもしれません。

このように宮崎県では地域によって、効果的な売出方法が違ってきます。そのため地域性に合った柔軟な販売戦略が必要になってくるでしょう。

この点をよく理解して、地域性に応じた売却方法を、心がけるようにしてください。

実勢価格から見る取引価格

不動産の売出価格は下記を1つの指標として決定されます。

  • 土地の市場相場と地価公示価格
  • 建物の市場相場

しかし、「まずは宮崎県の不動産取引の実情を知ろう!」でも話した通り、これはあくまで売出価格であって、最終的には売り主と買い主が合意した価格で売却されるため、売出価格と売却価格は違ってくるのが一般的です。

売出価格で売却価格を想定しても、大抵の場合は相違が出てしまいます。より正確な売却予定額を知るなら、実際に取り引きされた契約金額、つまり実勢価格を確認する必要があるでしょう。

そこで今回はこの実勢価格を参考に、宮崎県の中古戸建て住宅の取引価格を見ていきます。

宮崎県の中古戸建ての実勢価格は下記の通りです。

住所 敷地 建物 価格 築年数
都城市吉尾町 221坪 20坪 1,000万円 33年
都城市山田町中霧島 73坪 25坪 1,200万円 39年
都城市下川東 73坪 35坪 970万円 27年
都城市郡元町 41坪 19坪 600万円 16年
都城市久保原町 109坪 37坪 740万円 35年
宮崎市丸山 26坪 37坪 730万円 45年
宮崎市船塚 55坪 38坪 2,400万円 38年
宮崎市波島 55坪 28坪 690万円 26年
宮崎市恒久南 70坪 41坪 1,100万円 29年
宮崎市恒久 47坪 31坪 850万円 33年
宮崎市月見ヶ丘 125坪 43坪 2,400万円 30年
宮崎市下北方町 35坪 32坪 1,500万円 27年
宮崎市下北方町 239坪 43坪 6,000万円 12年
宮崎市佐土原町下田島 58坪 35坪 1,400万円 23年
宮崎市小松台東 67坪 25坪 2,300万円 36年
宮崎市小松台北町 88坪 29坪 2,000万円 37年
宮崎市大字小松 64坪 29坪 1,200万円 25年
宮崎市学園木花台南 88坪 47坪 1,800万円 27年
宮崎市生目台東 59坪 29坪 2,400万円 1年
宮崎市大塚町 82坪 28坪 1,300万円 63年

参照先:価格ドットコム・宮崎県の家(新築分譲・中古住宅・建売住宅)取引価格 2019

*「本データをご利用する際は必ず自己責任のもとにご利用下さい。」

上記は取引件数の多かった宮崎市と都城市の取引データですが、この2市の取引相場は1,500万円前後というところです。

しかし、これが2市以外の市町村では、下記のように取引価格が極端に低くなっています。

住所 敷地 建物 価格 築年数
東臼杵郡門川町栄ケ丘 70坪 46坪 740万円 31年
北諸県郡三股町大字宮村 67坪 31坪 750万円 33年
北諸県郡三股町新馬場 67坪 28坪 400万円 31年
串間市大字南方 203坪 49坪 750万円 22年
小林市水流迫 82坪 32坪 730万円 29年
東諸県郡綾町大字入野 112坪 29坪 600万円 24年
西諸県郡高原町 88坪 26坪 200万円 36年
日南市大字平山 73坪 41坪 750万円 40年
日南市南郷町中村 140坪 20坪 400万円 18年

取引価格がかなり下がっているのは一目瞭然ですね。このように宮崎県では都市部とその他の地域で、中古戸建て住宅の取引価格が大きく異なります。

宮崎県では中古戸建て住宅の取引価格に、地域差が生じていることを覚えておきましょう。

宮崎県の中古マンションの取引価格は?

長崎県_土地売却_不動産査定_長崎県_土地売却_不動産査定_中古マンション

次は中古マンションの取引価格です。

マンション需要は人口が密集している地域で高くなってきます。先ほど宮崎県内の市町村人口を紹介しましたが、その結果を見る限り、宮崎県のマンション需要はさほど期待できないでしょう。

事実、宮崎県の中古マンションは2007年から2019年の12年間で、886件しか取り引きされていません1年間で100件に到達していないのですから、需要の低さは否めません。

取引件数は九州・沖縄地区で7位と低く、先ほどの戸建て住宅の時より大きく順位を落としていることからも、宮崎県のマンション需要が低いことは明らかです。

順位 県名 取引件数
1位 福岡県 23,001件
2位 大分県 1,893件
3位 熊本県 1,824件
4位 長崎県 1,345件
5位 沖縄県 1,162件
6位 鹿児島県 1,093件
7位 宮崎県 886件
8位 佐賀県 481件

参照先:住宅価格ドットコム

この取引件数を見る限り、取り引きされる地域も限定されることになるでしょう。

都市圏と比べて地方都市では、マンションよりも戸建て住宅が好まれます。これは購入する不動産の土地の価格が影響した結果です。

都市圏では人口数が多く、人口密度も高いため、家を建てるための土地が不足しています。そのため、土地の価格も高騰し、戸建て住宅を購入するのはたやすくありません。

東京に住んでいる人が都心を離れ、郊外で戸建て住宅を購入するのも、都心の土地の価格が高すぎるからです。

しかし、地方都市は宮崎県のように土地の価格が安ければ、戸建て住宅の購入はさほど難しいことではありません。

マイホームを購入するならマンションよりも、戸建て住宅の方が良いに決まっています。購入できるなら、大半の人は戸建て住宅を選ぶことでしょう。

このような理由から、宮崎県ではマンションと戸建て住宅の取り引きに大きな差が出ていると考えられます。

それでは宮崎県のマンション需要が高くないことが分かったところで、各市町村のマンション取引件数から、その市場動向を確認してみましょう。

マンションの取り引きランキング(市町村)

2007年から2019年の12年間で、宮崎県内のマンション取引が行われているのは下記の3市だけです。予想した通り、取引地域は限定されていました。

順位 市町村名 取引件数
1位 宮崎市 799件
2位 延岡市 52件
3位 都城市 35件

参照先:住宅価格ドットコム

この中でも特に宮崎市の取引件数が目立つのは、人口数が影響した結果でしょう。

先に紹介したように、宮崎県の人口は下記の3市に密集しています。

順位 市町村名 人口総数
1位 宮崎市 398,297人 187,215人 211,082人
2位 都城市 160,999人 75,709人 85,290人
3位 延岡市 119,192人 56,407人 62,785人

参照先:宮崎県HP・平成31年市町村別人口と世帯数(平成31年1月~令和元年12月)

4位の日向市が6万人ほどの人口ですから、この3市に人口がいかに集中しているかが、お分かりいただけるでしょう。

また宮崎市の人口が突出していることで、下記のように土地の価格が高騰し、マンション需要が高くなっていることも見て取れます。

順位 市町村名 坪単価 前年比
1位 宮崎市 197,000円 +0.20%
2位 延岡市 114,000円 -0.48%
7位 都城市 75,000円 -1.65%

参照先:宮崎県HP・ 令和元年地価調査データベース

しかし、延岡市と都城市でマンション取引が行われているといっても、取引件数は年単位にすると5件未満です。この点を考慮すれば、1年間を通してマンション取引が恒常的に行われているのは、宮崎市のみと考えて問題ないでしょう。

それでは宮崎県内のマンション需要について理解してもらったところで、早速、中古マンションがいくらで取り引きされているのかを、実勢価格から見ていくことにします。

実勢価格から見る取引価格

宮崎県内で2018年から2019年に取り引きされた、中古マンションの取引価格は下記の通りです。

住所 建物 価格 築年数
宮崎市田代町 26坪 1,000万円 29年
宮崎市高千穂通 22坪 1,900万円 16年
宮崎市高千穂通 25坪 3,500万円 2年
宮崎市神宮東 20坪 1,100万円 24年
宮崎市霧島 20坪 2,200万円 8年
宮崎市川原町 29坪 2,500万円 13年
宮崎市大島町 25坪 930万円 28年
宮崎市老松 26坪 900万円 28年
宮崎市老松 28坪 1,600万円 28年
宮崎市柳丸町 25坪 1,500万円 22年
宮崎市中津瀬町 22坪 840万円 29年
宮崎市橘通西 22坪 1,500万円 20年
宮崎市高千穂通 25坪 3,900万円 1年
宮崎市高千穂通 19坪 2,700万円 1年
宮崎市高千穂通 25坪 4,000万円 1年
宮崎市高千穂通 22坪 2,200万円 10年
宮崎市高千穂通 28坪 2,000万円 16年
宮崎市高千穂通 19坪 2,400万円 1年
宮崎市瀬頭 28坪 2,200万円 9年
宮崎市清水 23坪 1,200万円 21年
宮崎市霧島 22坪 2,000万円 13年
宮崎市太田 23坪 2,000万円 10年
宮崎市錦町 22坪 1,400万円 20年
宮崎市花殿町 22坪 2,200万円 7年

参照先:マンション価格ドットコム・宮崎県のマンション(新築分譲・中古住宅・建売住宅)取引価格 2019

*「本データをご利用する際は必ず自己責任のもとにご利用下さい。」

中古マンションの取引は宮崎市に集中しており、中心市街地である高千穂周辺の取り引きが特に目立ちます。

築浅の物件が多く、それ以外の物件でも高値取引が目立つので、投資目的で購入するならばこの地域の物件が狙い目となってくるでしょう。

取引金額は平均で見ると、1,300万円前後といったところです。この取引相場は全国的に見ると30位前後ですから、平均的な相場と言えます。

ただし、2018年以前のデータを見ると、都城市と延岡市の取引価格は宮崎市よりも低いのが実情です。

住所 建物 価格 築年数
都城市小松原町 20坪 850万円 27年
都城市年見町 17坪 700万円 27年
延岡市萩町 19坪 780万円 29年
都城市上川東 22坪 600万円 27年
延岡市日の出町 22坪 650万円 24年
延岡市長池町 23坪 1,200万円 12年
都城市蔵原町 25坪 1,700万円 11年
延岡市萩町 7坪 140万円 26年
延岡市萩町 7坪 120万円 26年
延岡市萩町 7坪 110万円 25年

宮崎県の中古マンションの取引価格には、先ほどの中古戸建て住宅と同様に地域差出ています。これも併せて覚えておくようにしてください。

宮崎県で実際に不動産売却した人の声を聞いてみよう!

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ここまでの検証で宮崎県の不動産取引の実情が浮き彫りになりました。

不動産取引は人口の多い上位3市に集中しており、特に宮崎市への一極集中化が顕著に表れています。他の市町村でも取り引きはされていますが、これら3市との価格差は大きく、需要も低いため、取引成立には骨を折ることになるでしょう。

ここでは実際に宮崎県内で不動産売却をした人の口コミを見ながら、どんな感想を持ったのかを確認していくことにします。

検証データとは違った意見が出てくるかもしれません。楽しみにしながら読み進めていきましょう。

 

一括査定サイトで一軒家を売却

転勤のない会社に勤めていたこともあり、五年前、長年住んでいた宮崎市に一軒家を新築で購入しました。しかし、務めていた会社が吸収合併され、私は愛媛県へ転勤することになったのです。当初は数年で帰れるという話だったのですが、5年たっても帰れず、今度は大阪への転勤辞令が出ました。

今までは築後間もないこともあり、賃貸に出して住宅ローン分の家賃を稼いでいたのですが、もう宮崎市に帰れないと判断した私は、宮崎市にある家を売却することにしたのです。

賃貸管理を任せていた不動産会社に売却を依頼しようとも思ったのですが、他の不動産会社にも当たった方がいいと同僚に勧められ、一括査定サイトに申し込んで、複数社から査定見積もりを取り寄せました。

もちろん賃貸管理を任せている不動産会社にも依頼し、全てが出揃ったところで、管理会社以外の一番良さそうな地元の不動産会社に仲介依頼をしたのです。当初は大阪から離れた宮崎で、知らない不動産会社に売却を依頼するのは不安でした。

しかし、不動産会社の担当者がいい人で、連絡を密にとってくれたので、安心て任せることができたのです。売却の方も3ヵ月を迎えることに無事、買い手が見つかり、契約をすますことができました。売却価格も相場程度だったので、この不動産会社に任せて良かったと本当に満足しています。今回のように離れた場所の家を売る場合は、密に連絡を取ってくれることが重要なポイントだと痛感しました。

賃貸目的のマンションを好条件で売却

自分で会社を営んでいた私は、10年ほど前に宮崎市内にワンルームマンションを賃貸目的で購入しました。購入当初はマンションが新しかったこともあり、入居者は後を絶つこともなく、十分すぎるほどの家賃収入が得られていたので、「購入して良かった」「自分には先見の目がある」などと内心ほくそえんでいました。

しかし、5年を過ぎたくらいから、入居者が入らない時期が出始め、最終的にはさっぱり入居者が来なくくなってしまったのです。おそらく所有しているマンションの周辺に新しいマンションがどんどん増えたこと、そして物件自体が古くなってきたことが原因だと思います。

そこで賃貸管理を任せている不動産会社に今後の対策を相談しに行き、リフォームしてみることを進められたのですが、当時は購入した時のように事業が波に乗っておらず、資金難だったため、とりあえず賃料を下げて入居者を募ることにしたのです。しかし、それでも思ったように入居者が現れなかったため、ローン返済を考慮した結果、売却することになりました。不動産の売却は初めてのことでしたが、一括査定サイトでマンション売却を専門に扱っている不動産会社に仲介を依頼し、買い手が現れるのを待つことになったのです。

1Rで比較的新しかったため、好条件で売却できるとは言われていたので期待はしていたのですが、実際はどうなんだろうと不安もありました。しかし、結果的には不動産会社の担当者の言う通りとなり、期待以上のいい金額で売却できたのです。

あの時、売却に踏み切らなかったら、今でも住宅ローンの持ち出しや、維持費の支払いで大変だったと思います。好条件で売却してくれた不動産会社の担当者にも感謝していますが、売却を決断できた自分を褒めてやりたいと思います。

住居兼居酒屋を売却

私の家族は祖父の時代から都城市で居酒屋を営んでおり、私が父親から家業を引き継ぎ、3代目として経営に携わっていました。しかし、父親が他界して10年がたったころから、客入りが悪くなり、親の代からの常連客もだんだん減ったことで、家業をたたむことにしたのです。

私は家業を引き継ぐことを両親から切望されていましたが、自分でやってみたい事業がありました。そこで住居兼居酒屋だった家を売却し、事業資金に充てることにしたのです。

宮崎県では宮崎市以外に県外から転居してくる人はあまりいなかったため、売りに出しても買い手が見つかるか不安でしたが、家の売却以外に資金調達の当てもなかったので、今はやりの一括査定サイトを利用して、一番高い査定価格を出してくれた不動産会社に売却の仲介を依頼することにしました。

1階が店舗だったため、購入希望者が限定されるので、売却には時間が掛かると言われていたのですが、リフォーム前提で購入したいという家族が現れ、無事、売却することができたのです。売却まで4ヵ月掛かりましたが、無事、十分な事業資金を得ることができて満足しています。

宮崎県で土地や不動産を少しでも高く売るには査定が重要!

長崎県_土地売却_不動産査定_長崎県_土地売却_不動産査定_重要性

今回この記事を読んでいる人は、宮崎県で中古物件の売却を目的としている人が大半でしょう。

ここでは、その皆さんができるだけ満足いく売却となるように、売却する人が一番切望する、中古物件を少しでも高く売る方法についてお教えします。

中古物件を少しでも高く売るためには、必ず複数社へ査定見積もりを依頼する。

この一点に尽きます。

不動産売買に慣れていない人は知らないかもしれませんが、不動産会社が出す査定価格は同じではありません。ひどいケースだと100万円以上もの差が出てくるので、適正価格を知るためには、できるだけ多くの不動産会社から査定見積もりを取り、比較検討する必要があります。

本当なら2,500万円の査定を出してくれるところがあるのに、1社からしか査定見積もりを取らなければ、2,000万円の査定に甘んじてしまうことにもなりかねません。

みすみす高い価格で売却できたのに、そのチャンスを自ら断ってしまうことだけは避けるべきでしょう。

複数からの査定見積もりが必須条件!

複数社から査定見積もりを出してもらうことで、少しでも高く売却できる確率は高くなってきます。

となれば複数社への査定見積もり依頼の重要性は、みなさん理解してもらえるでしょう。

しかし、この複数社への査定見積もり依頼のメリットは、これだけではありません。

少しでも高く売却するために欠かせないもう1つのピースの1つが、優良な仲介業者選びです。

買い手を見つけて、好条件で売却するには、仲介業者の営業スキルは欠かせません。たとえ高額査定を出されても、その金額で売却してくれなければ、出された査定価格は絵に描いた餅になってしまうからです。

複数社から査定見積もりを取れば、それだけ多くの不動産会社と係わることになるので、多くの選択肢の中から仲介業者を選ぶことができ、優良な仲介業者を選べる確率が上がってきます。

複数社への査定見積もり依頼することで、少しでも高く売却するために必要な2つの条件を1度でクリアできるというわけですね。

しかし、必要な条件だと分かったとしても、複数社への査定見積もり依頼は、多くの時間と労力が必要です。仕事を抱えている人にとっては、容易なことではないでしょう。

そこでおすすめしたいのが一括査定サービスです。一括査定サービスならば一度の申し込みで、複数社への査定見積もり依頼が可能です。

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マンション売却ガイドで査定可能な宮崎県内の市町村

マンション売却ガイドで一括査定が可能な、宮崎県の主な県内地域は下記の通りです。

  • 宮崎市
  • 都城市
  • 延岡市
  • 日南市
  • 小林市
  • 日向市
  • 串間市
  • 西都市
  • えびの市
  • 北諸県郡三股町
  • 西諸県郡高原町
  • 東諸県郡国富町
  • 東諸県郡綾町
  • 児湯軍高鍋町
  • 児湯郡新富町
  • 児湯郡西米良村
  • 児湯郡木城町
  • 児湯郡川南町
  • 児湯郡都農町
  • 東臼杵郡門川町
  • 東臼杵郡諸塚村
  • 東臼杵郡椎葉村
  • 東臼杵郡美郷町
  • 西臼杵郡高千穂町
  • 西臼杵郡日之影町
  • 西臼杵郡五ヶ瀬町
  • その他多数

宮崎県で土地や不動産を売却するのにおすすめの会社ランキング

それでは最後に当サイトがおすすめする、宮崎県内の不動産会社を紹介します。

優良な仲介業者を選ぶには、いま紹介したマンション売却ガイドがおすすめですが、最終的に決定するのは自分です。いくつかの候補から仲介業者を選ぶ際には、それなりの判断基準も必要になってくるでしょう。

ここではその際に参考になるよう、宮崎県内のおすすめ不動産会社の特徴やメリットを簡単にお教えします。ぜひ仲介業者選びの参考にしてください。

①株式会社カチタス

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株式会社カチタスは日本最大手の買取再販企業です。買取再販という言葉を聞きなれない人もいるでしょう。

この買取再販とはリフォームやリノベーションを前提として中古物件を買い取り、施工後に再販する事業です。

よって、中古物件を売却する方法は仲介と買取の2つに分類されますが、この株式会社カチタスは買取専門の不動産会社になります。

基本的には仲介よりも売却価格が低くなる、買取はあまりおすすめできません。

しかし、他の不動産会社に相談したが相手にしてくれなかった、買い手が見つからなかった等の、わけあり物件を所有している人には、おすすめの不動産会社です。

本社所在地 群馬県桐生市美原町4番2号
設立 1978年9月1日
資本金 37億7,887万円1,000円(2019年3月31日現在)
従業員数 655名(2019年4月1日現在)
免許登録番号 宅地建物取引業・国土交通大臣(06)第005475号

株式会社カチタスはリフォームやリノベーションを前提としているため、下記のような理由で買い手が見つからなかった、買い取ってもらえなかった物件でも、買取可能なことで知られています。

  • 築年数が古すぎる
  • 外装や内装等、修繕・改修が必要な箇所が多い

また、その他にも下記メリットがあるので、買取希望の人は相談してみることをおすすめします。

  • 最短3日の査定価格提示
  • 最短3週間程度で現金決済
  • 売り主に瑕疵担保責任なし

宮崎県内の店舗は下記の3店です。都合の良い店舗へ相談してみましょう。

店舗名 住所 電話番号
宮崎店 宮崎市堀川町18‐12 0120‐893‐670
延岡店 延岡市西階町2408‐10 0120‐964‐174
都城店 都城市下川東3‐2‐1‐2 0120‐587‐255

公式HP:株式会社カチタス

②イエステーション日向店(株式会社アクロス不動産)

 

イエステーション日向店は株式会社アクロス不動産が運営する、イエステーションのフランチャイズ加盟店です。

このイエステーションは全国展開する大手不動産会社の1つですが、このイエステーションは他のフランチャイズ不動産会社とは異なり、地域密着型の経営姿勢を謳っています。

大手不動産会社の一番のメリットは集客力の高さです。しかし、地域に密接した情報量の多さは、地元の不動産会社にはかないません。イエステーション日向店ならば大手不動産会社のメリットだけでなく、地元の不動産会社のメリットも兼ね揃えているというわけです。

日向店所在地 日向市亀崎東4‐1
設立 未公開
資本金 未公開
従業員数 未公開
免許登録番号 宅地建物取引業・宮崎県知事(02)第004663号

公式HP:イエステーション日向店

➂株式会社大興不動産

長崎県_土地売却_不動産査定_長崎県_土地売却_不動産査定_アクロス

株式会社大興不動産は、宮崎県内最大級の地元密着型の不動産会社です。

「お元気ですか?」の看板で有名ですから、宮崎県の人ならば馴染みのある不動産会社ではないでしょうか。

この株式会社大興不動産の強みは、なんといっても仲介物件数の多さです。そのため購入希望者が集まりやすく、ニーズに合った買い手を見つけることができます。

売却時にはぜひ仲介業者の選定候補に入れてもらいたい不動産会社と言えるでしょう。

また、県内外に賃貸店舗と売買店舗を複数出店しており、下記のように、売買店舗の中には大手フランチャイズ不動産会社の1つハウスドゥ!と提携している店舗も出店されてます。

(売買取扱店舗)

  • 福岡営業所(ハウスドゥ!福岡清水店):福岡県福岡市南区清水3丁目24‐32
  • 延岡店:延岡市出北2丁目14番19号太平ビル1階
  • 日向店:日向市本町15番1号大興日向ビル1階

「宮崎不動産売却ナビ」というサイトを開設しており、不動産売却のノウハウについて様々な情報を発信しているので、覗いてみるといいでしょう。

宮崎不動産売却ナビ

本店所在地 宮崎市南花ヶ島町60番地2
設立 1971年7月1日
資本金 未公開
従業員数 99名(グループ会社合計)2019年5月現在
免許登録番号 宅地建物取引業・国土交通大臣(01)第009194号

公式HP:株式会社大興不動産

④三榮不動産株式会社

宮崎県_土地売却_不動産査定_三栄不動産

三榮不動産株式会社は高アクセスな柳丸町に店舗を構える、地域密着型の不動産会社です。

活動エリアを宮崎駅周辺としており、店舗では無料相談も実施しています。該当する人は一度無料相談に訪れてみるといいでしょう。

また公式HP内では無料査定も行っています。遠くに住んでいる人は、まずは無料査定を申し込んで、査定を出してもらうのも1つの手ですね。

本店所在地 宮崎市柳丸町112番地1
設立 未公開
資本金 未公開
従業員数 未公開
免許登録番号 宅地建物取引業・宮崎県知事(16)第001196号

公式HP:三榮不動産株式会社

⑤ミライエ不動産

宮崎県_土地売却_不動産査定_ミライエ不動産

ミライエ不動産は設立が2015年と若い会社ですが、早期売却を謳っている期待の不動産会社です。

売却物件情報は自社HPだけでなく、業者間ネットワークREINSに素早く登録し、早期売却のために幅広く情報を公開しています。

その上、ミライエ不動産は中古住宅再生事業を手掛けているため、魅力ある中古住宅の見せ方を心得ているので、低予算でポイントを押さえたリフォームが可能です。

これもまた早期売却に近づく、1つの手段になってくるでしょう。

また、ミライエ不動産は仲介だけでなく、買取にも対応しているので、直ぐに現金化したいという人にもおすすめの不動産会社です。事情があって売却時間が取れない人は、一度相談してみることをおすすめします。

本店所在地 宮崎市昭和町92‐2
設立 2015年5月12日
資本金 未公開
従業員数 未公開
免許登録番号 宅地建物取引業・宮崎県知事(01)第004750号

公式HP:ミライエ不動産

宮崎県の不動産(土地)売却査定・相場|一戸建てからマンションまでのまとめ

今回は宮崎県の不動産事情について、様々なデータから検証してきました。

地価公示価格や不動産の取引件数から見ると、決して不動産取引が活発な地域とは言えません。しかし、この2つが県内1を誇る宮崎市では、有益な不動産取引も可能です。

宮崎市内に不動産を所有しているなら、満足のいく取り引きとなる可能性は高いでしょう。

しかし、その他での取り引きの場合には注意が必要です。

宮崎県の不動産取引は都城市への一極集中化が顕著で、その他の市町村とは取引件数と取引金額が大きく異なる二極化が見られます。

宮崎県で不動産売却する際には、この地域性をよく理解した上で取り引きするようにしてください。

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