山形県は東北地方に位置し、日本海に面した都道府県です。サクランボやブドウの生産地として知られていますが、土地は平地が少ない上、県域の大半が豪雪地帯として指定されているため、不動産取引では降雪対策への対応が大きく影響を及ぼします。
そこで今回はこの山形県の不動産取引の実情を徹底検証していきます。山形県内で不動産売却を考えている人は、ぜひ最後まで目を通してもらい、取引時の参考にしてください。
まずは山形県の不動産取引の現状を知ろう!
不動産取引の好不況を計るバロメーターの1つが地価です。
地価が高ければ、不動産取引が活発に行われている証になります。
そこでまずは国土交通省が毎年、公開している地価公示価格を基に、山形県の地価の状況を確認していくことにしましょう。
山形県の地価公示価格の推移
山形県では2010年から2019年までの10年間で、地価公示価格は下記のように推移しています。
年度 | 山形県(坪単価) | 全国平均(坪単価) |
2010年 | 129,375円 | 583,408円 |
2011年 | 120,344円 | 574,621円 |
2012年 | 114,860円 | 563,448円 |
2013年 | 110,440円 | 564,532円 |
2014年 | 108,251円 | 578,549円 |
2015年 | 106,899円 | 594,979円 |
2016年 | 107,048円 | 630,304円 |
2017年 | 106,271円 | 666,066円 |
2018年 | 106,598円 | 609,041円 |
2019年 | 107,055円 | 741,081円 |
*上昇率:新規測定地を除いた公示地点の平均上昇率
参照先:国土交通省・地価公示価格
2019年の地価公示価格は坪当たり107,055円ですが、この価格は全国的に見ると決して高いものではありません。虫と低すぎると言っても過言ではありません。
これは山形県の地価公示価格が全国45位、ワースト3位という状況を見ても明らかです。
全国ランキング | 都道府県名 | 価格(坪単価) |
43位 | 茨城県 | 115,669円 |
44位 | 鳥取県 | 115,455円 |
45位 | 山形県 | 107,053円 |
46位 | 青森県 | 99,590円 |
47位 | 秋田県 | 82,504円 |
参照先:土地DATA・公示地価 都道府県ランキング 2019年
しかし、注目してもらいたいのは、地価公示価格は下落傾向を維持してはいますが、年々下落幅が縮小されており、ここ数年は上昇に転じている点です。
これはおそらく山形市を中心とした再開発が大きく影響した結果でしょう。山形市では2010年ころから山形駅周辺の再開発が進み、下記のようにホテルやマンションが続々建設されています。
建設物 | 開業予定日 |
ホテルメトロポリタン山形増築計画 | 2020年 |
ダイワロイネットホテル建築計画 | 2021年 |
レーベン山形十日町「THE MID TOWER」マンション建築計画 | 2021年 |
サーパス山形本町マンション建設計画 | 2019年12月 |
やまぎん県民ホール建設計画 | 2019年12月 |
七日町第5ブロック南地区計画「御殿堰×高層マンション」建設計画 | 2021年 |
JR山口駅東口再開発計画 | 計画中 |
仁藤商店 山形諏訪町プロジェクト 新築マンション建設計画 | 2020年 |
それではこの山形市の再開発が、どのように山形市の地価公示価格に影響を与えているのかを、市町村別の地価公示価格から確認してみましょう。
山形県内各市町村の地価公示価格
2019年度、山形県内各市町村の地価公示価格ランキングは下記の通りです。
順位 | 市町村名 | 価格(坪単価) | 前年比 |
1位 | 山形市 | 241,053円 | +2.15% |
2位 | 寒河江市 | 104,132円 | -0.43% |
3位 | 天童市 | 101,725円 | +0.24% |
4位 | 東根市 | 94,884円 | -0.49% |
5位 | 新庄市 | 84,580円 | -1.26% |
6位 | 東村山郡山辺町 | 80,550円 | -0.56% |
7位 | 米沢市 | 80,121円 | -0.42% |
8位 | 上山市 | 73,199円 | -1.17% |
9位 | 長井市 | 68,044円 | -1.63% |
10位 | 酒田市 | 65,598円 | -0.54% |
11位 | 東村山郡中山町 | 64,049円 | -1.13% |
12位 | 鶴岡市 | 60,292円 | -1.10% |
13位 | 南陽市 | 59,542円 | -0.81% |
14位 | 西村山郡河北町 | 58,611円 | -0.55% |
15位 | 東置賜郡高畠町 | 56,046円 | -0.54% |
16位 | 村山市 | 56,005円 | -1.43% |
17位 | 東田川郡三川町 | 46,074円 | -0.12% |
18位 | 尾花沢市 | 42,538円 | -2.04% |
19位 | 北村山郡大石田町 | 41,264円 | -2.09% |
20位 | 東置賜郡川西町 | 39,504円 | -1.50% |
21位 | 飽海郡遊佐町 | 36,905円 | -1.71% |
22位 | 西村山郡大江町 | 35,520円 | -1.52% |
23位 | 西置賜郡小国町 | 35,008円 | -1.47% |
24位 | 最上郡真室川町 | 32,011円 | -2.11% |
25位 | 最上郡金山町 | 28,773円 | -2.22% |
26位 | 東田川郡町庄内町 | 28,019円 | -2.25% |
27位 | 最上郡最上町 | 26,005円 | -2.12% |
28位 | 舟形町 | 25,380円 | -1.79% |
29位 | 西置賜郡白鷹町 | 23,975円 | -1.57% |
30位 | 西村山郡朝日町 | 22,669円 | -1.87% |
31位 | 西村山郡西川町 | 21,157円 | -2.41% |
32位 | 大蔵村 | 19,184円 | -2.86% |
33位 | 飯豊町 | 14,876円 | -0.97% |
34位 | 鮭川村 | 14,132円 | -3.06% |
35位 | 戸沢村 | 13,685円 | -2.81% |
参照先:土地DATA・山形県の市町村地価ランキング 2019年
やはり大々的な再開発が行われている山形市が1位で、2位の地価公示価格の2倍になっています。
山形市の地価公示価格が高騰しているのは、下記の高価格地点ランキングを見ても明らかです。
順位 | 住所 | 価格(坪単価) | 前年比 |
1位 | 山形市七日町1‐2‐39 | 700,826円 | +0.95% |
2位 | 山形市香澄町3‐1‐7 | 690,909円 | +0.97% |
3位 | 山形市十日町4‐1‐3 | 618,181円 | +0.54% |
4位 | 山形市本町1‐4‐27 | 519,008円 | +0.64% |
5位 | 山形市香澄町1‐11‐15 | 469,421円 | +0.71% |
山形県の地価公示価格は決して高いとは言えません。ですが地価公示価格の高騰が起こっている山形市内では、上記のように驚くような価格を示している地域が多く存在します。
ここで注意して欲しいのが、地価公示価格の二極化です。地価公示価格の二極化とは、高い地価公示価格を示す地域と、低い地価公示価格を示す地域に二分された状態を言います。
市町村別の地価公示価格を見てもらえれば、山形県内でこの地価公示価格の二極化が起こっているのは一目瞭然です。
山形県の不動産取引の動向は?
山形県の地価公示価格の動向を把握してもらったところで、次は山形県の不動産取引の動向を検証していきます。
下記の表は公益財団法人不動産流通推進センターが公表した、2019不動産業統計集(3月期改訂)を基に、2014年から2016年の3年間で取り引きされた、山形県内の不動産取引推移をまとめたものです。
年度 | 売却件数 |
2014年 | 2,754件 |
2015年 | 3,340件 |
2016年 | 3,208件 |
参照先:公益財団法人不動産流通推進センター・2019不動産業統計集(3月期改訂)
2016年には若干の減少が見られますが、取引件数は順調に増加しています。
下記のように東北地区の取引件数では、件数自体は物足りなさが見られますが、不動産需要はあると考えられます。これは先に話した山形県の再開発も影響しての結果でしょう。
順位 | 都道府県名 | 2017年取引件数 |
1位 | 宮城県 | 9,485件 |
2位 | 福島県 | 5,971件 |
3位 | 青森県 | 3,498件 |
4位 | 岩手県 | 3,198件 |
5位 | 山形県 | 2,751件 |
6位 | 秋田県 | 2,457件 |
参照先:公益財団法人不動産流通推進センター・2019不動産業統計集(3月期改訂)
これは下記市町村別の不動産取引件数を見ても明らかです。
順位 | 市区町村名 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
1位 | 山形市 | 2,113件 | 2,093件 | 2,104件 |
2位 | 鶴岡市 | 1,009件 | 1,066件 | 1,052件 |
3位 | 米沢市 | 806件 | 948件 | 925件 |
4位 | 天童市 | 544件 | 568件 | 770件 |
5位 | 酒田市 | 758件 | 835件 | 763件 |
6位 | 東根市 | 677件 | 654件 | 690件 |
7位 | 寒河江市 | 324件 | 350件 | 397件 |
8位 | 村山市 | 196件 | 427件 | 377件 |
9位 | 南陽市 | 777件 | 490件 | 355件 |
10位 | 新庄市 | 354件 | 281件 | 303件 |
11位 | 上山市 | 360件 | 370件 | 255件 |
12位 | 長井市 | 360件 | 258件 | 249件 |
13位 | 尾花沢市 | 191件 | 150件 | 239件 |
14位 | 高畠町 | 186件 | 196件 | 216件 |
15位 | 庄内町 | 152件 | 189件 | 213件 |
16位 | 川西町 | 366件 | 232件 | 183件 |
17位 | 遊佐町 | 228件 | 243件 | 148件 |
18位 | 真室川町 | 83件 | 58件 | 140件 |
19位 | 白鷹町 | 216件 | 186件 | 139件 |
20位 | 河北町 | 142件 | 127件 | 123件 |
21位 | 山辺町 | 125件 | 90件 | 89件 |
22位 | 飯豊町 | 154件 | 96件 | 86件 |
23位 | 大江町 | 111件 | 69件 | 83件 |
24位 | 中山町 | 75件 | 56件 | 80件 |
25位 | 金山町 | 55件 | 56件 | 77件 |
26位 | 三川町 | 58件 | 68件 | 77件 |
27位 | 朝日町 | 98件 | 95件 | 73件 |
28位 | 最上町 | 76件 | 58件 | 69件 |
29位 | 大石田町 | 148件 | 111件 | 64件 |
30位 | 小国町 | 48件 | 50件 | 64件 |
31位 | 戸沢村 | 57件 | 54件 | 61件 |
32位 | 舟形町 | 51件 | 61件 | 59件 |
33位 | 鮭川村 | 63件 | 82件 | 52件 |
34位 | 大蔵村 | 64件 | 31件 | 48件 |
35位 | 西川町 | 60件 | 61件 | 43件 |
山形県総計 | 11,085件 | 10,759件 | 10,666件 |
参照先:国土交通省HP・土地取引規制基礎調査概況調査結果(集計表)
山形市と並んで近年、再開発が始まっているのが鶴岡市です。
国土交通省と内閣府が連携して地方都市の再生に取り組む「地方再生コンパクトシティ」のモデル都市として鶴岡市が選ばれ、下記再開発が行われています。
- 当市北部のサイエンスパークや工業地区南部の中心市街地を結ぶ、陸路のアクセス機能を向上させ、新たな居住環境の整備を推進
- 居住誘導区域の住環境を改善し、中心市街地を支える居住人口を確保する
- 鶴岡公園周辺の整備を促進させ、まちなかのアクセス性を向上し、中心市街地の活性化を推進
今後も再開発が進むこの2市では、不動産取引件数の増加が見込めるでしょう。特に住環境を改善して人口流入を推進している鶴岡市では、居住目的の不動産取引の増加や、地価の上昇が期待できます。
ですが山形県は不動産需要の高い市町村が少なく、低い市町村が大半を占めているのが実情です。山形県で不動産売却を考えるのであれば、この地域性の違いをよく把握しておくようにしてください。
山形県の中古物件需要は?
山形県内の不動産取引の動向は、再開発が進む山形市と鶴岡市がけん引する形で、上昇傾向を維持しながら順調に推移していることが分かりました。
そこで次は山形県内の中古物件需要についての検証です。今回は建物の所有権移転登記件数と、不動産物件取引数から、山形県の中古物件需要を検証していきます。
不動産購入では、購入後の所有権の証明に必要な不動産登記が行われます。この不動産時には2つの方法があり、下記不動産を購入した際は、所有権移転登記という登記方法が取られるのです。
- 中古物件
- 不動産業者が所有する土地(新築の分譲住宅購入時)
中古物件購入時に行われる、建物の所有権移転件数が分かれば、同年の不動産取引件数と比べることで、中古物件購入件数が分かるというわけです。
それでは早速、山形県の建物の所有権移転件数と、不動産取引件数を比較してみましょう。
2014年から2016年の件数比較は下記の通りです。
年度 | 不動産取引件数 | 所有権移転登記戸数 |
2014年 | 2,754件 | 2,506件 |
2015年 | 3,240件 | 2,834件 |
2016年 | 3,208件 | 2,711件 |
参照先:公益財団法人不動産流通推進センター・2019不動産業統計集(3月期改訂)
上記数値を比較すれば、山形県内で中古物件需要が高いことが見て取れます。
取り引きの中心となるのは、やはり山形市と鶴岡市の2市となってくるでしょうが、他にも取引件数3位の米沢市から6位の東根市辺りまでは、購入需要は望めるでしょう。
取引件数順位 | 市区町村名 | 2019年 |
1位 | 山形市 | 2,104件 |
2位 | 鶴岡市 | 1,052件 |
3位 | 米沢市 | 925件 |
4位 | 天童市 | 770件 |
5位 | 酒田市 | 763件 |
6位 | 東根市 | 690件 |
参照先:国土交通省HP・土地取引規制基礎調査概況調査結果(集計表)
それでは中古物件の需要があると分かったところで、次は山形県内の中古物件取引価格を、実際の取引価格となる実勢価格から見ていくことにします。
山形県の中古戸建て住宅の取引価格は?
2007年から2019年の12年間で、山形県では4,930件の戸建て住宅が取り引きされています。
この件数は北海道・東北地区で最下位という数値ですから、決して多い件数とは言えません。
順位 | 県名 | 取引件数 |
1位 | 北海道 | 39,245件 |
2位 | 宮城県 | 18,395件 |
3位 | 福島県 | 10,477件 |
4位 | 青森県 | 8,522件 |
5位 | 秋田県 | 5,792件 |
6位 | 岩手県 | 5,646件 |
7位 | 山形県 | 4,930件 |
参照先:価格ドットコム
今回、山形県の戸建て住宅取引件数が少なかった理由は、仙台市と鶴岡市以外の取引件数が、極端に少ないことが影響してのことでしょう。
戸建て住宅の取引件数は仙台市と鶴岡市の2市に集中し、それ以外の市町村では、恐らく取引件数が極端に低くなっていると予測されます。
そこで中古建て住宅の取引価格を確認する前に、山形県内の戸建て住宅取引の動向を見てみることにしましょう。
中古戸建ての取り引きランキング(市町村)
山形県内各市町村では、2007年から2019年の12年間で、下記戸建て住宅取引が行われています。
順位 | 市町村名 | 取引件数 |
1位 | 山形市 | 1,194件 |
2位 | 鶴岡市 | 629件 |
3位 | 酒田市 | 545件 |
4位 | 米沢市 | 495件 |
5位 | 天童市 | 274件 |
6位 | 南陽市 | 225件 |
7位 | 東根市 | 198件 |
8位 | 新庄市 | 191件 |
9位 | 寒河江市 | 163件 |
9位 | 上山市 | 150件 |
11位 | 長井市 | 111件 |
12位 | 東置賜郡畠町 | 88件 |
13位 | 村山市 | 75件 |
13位 | 東田川郡庄内町 | 57件 |
15位 | 東田川郡中山町 | 53件 |
16位 | 西村山郡河北町 | 52件 |
17位 | 東村山郡山辺町 | 51件 |
17位 | 尾花沢市 | 47件 |
19位 | 飽海郡遊佐町 | 45件 |
20位 | 西置賜郡白鷹町 | 38件 |
21位 | 西村山郡大江町 | 34件 |
22位 | 東置賜郡川西町 | 34件 |
22位 | 東田川郡三川町 | 24件 |
24位 | 西村山郡朝日町 | 21件 |
25位 | 北村山郡大石田町 | 20件 |
26位 | 最上郡真室川町 | 20件 |
27位 | 西置賜郡小国町 | 20件 |
27位 | 西村山郡西川町 | 16件 |
29位 | 最上郡舟形町 | 14件 |
30位 | 最上郡最上町 | 13件 |
31位 | 西置賜郡飯豊町 | 11件 |
32位 | 最上郡金山町 | 10件 |
32位 | 下北郡東通村 | 13件 |
34位 | 最上郡鮭川村 | 5件 |
35位 | 最上郡戸沢村 | 4件 |
36位 | 東津軽郡蓬田村 | 5件 |
37位 | 最上郡大蔵村 | 3件 |
参照先:住宅価格ドットコム
山形市以外の取引件数が極端に低いのは予測通りでした。
特に11位の長井市以降は年間取引件数が、10件に満たない状態なのは問題です。これら市町村では売却しようにも相手が見つかりにくく、売却金額にも期待できないでしょう。
今後、鶴岡市の再開発が進み、期待通りの人口流入が起これば、不動産需要が高まり、取引件数の底上げも期待できるかもしれません。
しかし、山形県全体としては、戸建て住宅取引が低調な状況に陥っているのが実情です。山形県内で中古戸建て住宅の売却を考えるなら、この状況をよく頭に入れておくようにしてください。
実勢価格から見る取引価格
山形県内の戸建て住宅取引の動向が分かったところで、次は売却を考えている人にとって、一番気になる取引価格を見ていきます。
まずはメインの取引場所となる山形市からです。2018年から2019年に取り引きされた、中古戸建て住宅の売却価格は下記の通りです。
住所 | 敷地 | 建物 | 価格 | 築年数 |
山形市蔵王成沢 | 67坪 | 34坪 | 2,000万円 | 37年 |
山形市小荷駄町 | 70坪 | 46坪 | 2,000万円 | 39年 |
山形市穂積 | 170坪 | 52坪 | 2,000万円 | 48年 |
山形市蔵王半郷 | 73坪 | 31坪 | 400万円 | 29年 |
山形市大字黒沢 | 52坪 | 22坪 | 1,000万円 | 47年 |
山形市桜田 | 91坪 | 46坪 | 2,800万円 | 17年 |
山形市江俣 | 73坪 | 34坪 | 1,200万円 | 43年 |
山形市大今塚 | 64坪 | 32坪 | 3,600万円 | 1年 |
山形市若葉町 | 38坪 | 38坪 | 1,200万円 | 27年 |
山形市やよい | 64坪 | 53坪 | 2,900万円 | 18年 |
山形市平清水 | 91坪 | 43坪 | 1,500万円 | 28年 |
山形市十日町 | 70坪 | 23坪 | 2,400万円 | 34年 |
山形市大野目町 | 106坪 | 32坪 | 3,100万円 | 1年 |
山形市嶋北 | 73坪 | 31坪 | 2,500万円 | 6年 |
山形市円応寺 | 41坪 | 43坪 | 740万円 | 39年 |
山形市みはらしの丘 | 61坪 | 35坪 | 2,600万円 | 2年 |
山形市みはらしの丘 | 79坪 | 28坪 | 1,500万円 | 6年 |
参照先:価格ドットコム・山形県の家(新築分譲・中古住宅・建売住宅)取引価格 2019
*「本データをご利用する際は必ず自己責任のもとにご利用下さい。」
山形県の中古戸建て住宅の取引相場は1,500万円前後と言われていますが、山形市の取引価格を見ると、1,800万円前後といったところです。
これは比較的築年数が浅い物件取引が多いことが、影響していると考えられます。取引物件を見ていると新築取引が目立っていたので、山形市では新築物件の方が好まれるということなのでしょう。
次は山形市以外の取引価格を見て、山形市との価格差を確認してみます。山形市以外の中古戸建て住宅の取引価格は下記の通りです。
住所 | 敷地 | 建物 | 価格 | 築年数 |
飽海郡遊佐町菅里 | 270坪 | 35坪 | 250万円 | 37年 |
西村山郡河北町谷地 | 61坪 | 31坪 | 1,000万円 | 21年 |
東村山郡山辺町大字山辺 | 61坪 | 37坪 | 300万円 | 27年 |
南陽市島貫 | 167坪 | 76坪 | 1,500万円 | 27年 |
南陽市赤湯 | 252坪 | 79坪 | 1,100万円 | 35年 |
天童市田鶴町 | 100坪 | 46坪 | 1,500万円 | 27年 |
天童市田鶴町 | 79坪 | 61坪 | 1,500万円 | 41年 |
上山市長清水 | 76坪 | 40坪 | 1,000万円 | 32年 |
寒河江市丸内 | 67坪 | 38坪 | 1,900万円 | 8年 |
新庄市大字鳥越 | 88坪 | 44坪 | 1,200万円 | 29年 |
新庄市十日町 | 61坪 | 50坪 | 1,100万円 | 17年 |
酒田市光ヶ丘 | 73坪 | 35坪 | 570万円 | 38年 |
酒田市上安町 | 79坪 | 13坪 | 650万円 | 37年 |
鶴岡市大東町 | 47坪 | 28坪 | 270万円 | 28年 |
米沢市東大通 | 112坪 | 37坪 | 830万円 | 18年 |
米沢市万世町 | 176坪 | 73坪 | 1,400万円 | 20年 |
米沢市御廟 | 61坪 | 64坪 | 600万円 | 23年 |
参照先:価格ドットコム・山形県の家(新築分譲・中古住宅・建売住宅)取引価格 2019
*「本データをご利用する際は必ず自己責任のもとにご利用下さい。」
山形市以外では1,200万円前後が相場のようです。築年数が40年を超えた物件も多く見られ、その場合には150万円から500万円前後が相場になっています。
山形県の中古マンションの取引価格は?
次は中古マンションの取引価格ですが、結論から言うと山形県ではマンション需要はあまり望めそうにありません。
地価公示価格が全国でワースト3位の山形県なら、戸建て住宅を建てるための用地を楽に購入できるため、マンションよりも戸建て住宅の方が需要が高くなるからす。
事実、2007年から2019年の12年間で取り引きされたマンション件数はたったの384件で、北海道・東北地区内でも最下位の7位です。
順位 | 県名 | 取引件数 |
1位 | 北海道 | 18,431件 |
2位 | 宮城県 | 8,143件 |
3位 | 福島県 | 1,437件 |
4位 | 岩手県 | 986件 |
5位 | 青森県 | 581件 |
6位 | 秋田県 | 564件 |
7位 | 山形県 | 384件 |
参照先:価格ドットコム
先に紹介したように山形県の不動産取引は、山形市と鶴岡市の2市に集中しています。マンション需要があるとすればこの2市がメインとなってくるでしょう。
そこでまずは、実際にどの市町村で中古マンション取引が行われているのかを確認していきます。
中古マンションの取り引きランキング(市町村)
2007年から2019年の12年間で、山形県内でマンション取引があった市町村は下記の通りです。
順位 | 市町村名 | 取引件数 |
1位 | 山形市 | 341件 |
2位 | 酒田市 | 23件 |
3位 | 鶴岡市 | 20件 |
参照先:住宅価格ドットコム
予測した2市と、酒田市でマンション取引が行われています。しかし、山形市以外は年間2件にも満たないので、取り引きのメインは山形市なのが実情です。
これは不動産取引が多く取り扱われているのもちろんですが、人口数の違いが影響した結果でしょう。その証拠として下記の市町村別人口数ランキングを見てください。
順位 | 市区町村名 | 総数 | 世帯数 |
1位 | 山 形 市 | 248,935人 | 103,179件 |
2位 | 鶴 岡 市 | 123,193人 | 45,767件 |
3位 | 酒 田 市 | 100,617人 | 39,519件 |
4位 | 米 沢 市 | 81,776人 | 33,281件 |
5位 | 天 童 市 | 62,050人 | 22,688件 |
6位 | 東 根 市 | 47,919人 | 16,496件 |
7位 | 寒河江市 | 40,131人 | 13,635件 |
8位 | 新 庄 市 | 34,937人 | 13,215件 |
9位 | 南 陽 市 | 30,839人 | 10,919件 |
10位 | 上 山 市 | 29,669人 | 10,704件 |
11位 | 長 井 市 | 26,238人 | 9,300件 |
12位 | 村 山 市 | 22,760人 | 7,596件 |
13位 | 東置賜郡高畠町 | 22,637人 | 7,370件 |
14位 | 東田川郡庄内町 | 20,361人 | 6,725件 |
15位 | 西村山郡河北町 | 17,868人 | 5,977件 |
16位 | 尾花沢市 | 15,237人 | 4,959件 |
17位 | 東置賜郡川西町 | 14,568人 | 4,444件 |
18位 | 東村山郡山辺町 | 13,809人 | 4,530件 |
19位 | 飽海群遊佐町 | 13,186人 | 4,471件 |
20位 | 西置賜郡白鷹町 | 12,989人 | 4,403件 |
21位 | 東村山郡中山町 | 10,774人 | 3,519件 |
22位 | 最上郡最上町 | 8,059人 | 2,594件 |
23位 | 西村山郡大江町 | 7,733人 | 2,600件 |
24位 | 東田川郡三川町 | 7,562人 | 2,312件 |
25位 | 最上郡真室川町 | 7,285人 | 2,325件 |
26位 | 西置賜郡小国町 | 7,108人 | 2,745件 |
27位 | 西置賜郡飯豊町 | 6,698人 | 2,156件 |
28位 | 北村山郡大石田町 | 6,671人 | 2,127件 |
29位 | 西村山郡朝日町 | 6,402人 | 2,131件 |
30位 | 最上郡金山町 | 5,205人 | 1,607件 |
31位 | 最上郡舟形町 | 5,101人 | 1,589件 |
32位 | 西村山郡西川町 | 5,008人 | 1,713件 |
33位 | 最上郡戸沢村 | 4,243人 | 1,344件 |
34位 | 最上郡鮭川村 | 3,911人 | 1,203件 |
35位 | 最上郡大蔵村 | 3,044人 | 970件 |
総 数 | 1,074,523人 | 400,113件 |
参照先:山形県HP・山形県の人口と世帯数(推計)(令和2年1月1日現在)について
人口数はもちろんのことが、この表の数値で注目してもらいたいのが世帯数です。1位の山形市は2位と3位の2市を大きく上回る10万件です。
マンションの取引数に1位と2位以下の市に大きな差が出ているのは、この世帯数の違いが大きく影響していると考えられます。
2位と3位の2市は人口数が多くても、購入世帯が少ないため、十分に戸建て住宅が建てられ、山形市のようにマンション取引は多くないというわけです。
マンション需要が山形市の一極集中となっていることが、山形県の取引件数が伸びない一番と理由と言えますね。
実勢価格から見る取引価格
それでは山形県のマンション取引の動向が分かったところで、実際の中古マンション取引価格を見ていくことにします。
2017年から2019年に行われたマンション取引の価格は下記の通りです。
住所 | 建物 | 価格 | 築年数 |
山形市八日町 | 22坪 | 1,800万円 | 20年 |
山形市三日町 | 25坪 | 2,000万円 | 19年 |
山形市七日町 | 17坪 | 2,400万円 | 7年 |
山形市桜町 | 20坪 | 2,200万円 | 11年 |
鶴岡市上畑町 | 17坪 | 1,300万円 | 16年 |
山形市八日町 | 17坪 | 1,300万円 | 16年 |
山形市八日町 | 20坪 | 1,100万円 | 29年 |
山形市六日町 | 23坪 | 1,500万円 | 19年 |
山形市松波 | 19坪 | 1,200万円 | 24年 |
山形市七日町 | 20坪 | 3,300万円 | 6年 |
山形市十日町 | 22坪 | 2,000万円 | 15年 |
山形市鉄砲町 | 20坪 | 1,900万円 | 14年 |
山形市清住町 | 22坪 | 2,000万円 | 8年 |
山形市香澄町 | 32坪 | 1,000万円 | 38年 |
山形市あこや町 | 17坪 | 1,500万円 | 16年 |
山形市三日町 | 25坪 | 2,100万円 | 18年 |
山形市七日町 | 20坪 | 3,100万円 | 6年 |
山形市銅町 | 20坪 | 1,000万円 | 18年 |
山形市十日町 | 20坪 | 2,800万円 | 12年 |
山形市十日町 | 29坪 | 4,600万円 | 12年 |
山形市久保田 | 22坪 | 1,700万円 | 15年 |
山形市木の実町 | 26坪 | 1,700万円 | 16年 |
山形市馬見ヶ崎 | 20坪 | 1,700万円 | 12年 |
山形市七日町 | 20坪 | 2,600万円 | 5年 |
参照先:マンション価格ドットコム・山形県のマンション(新築分譲・中古住宅・建売住宅)取引価格 2019
*「本データをご利用する際は必ず自己責任のもとにご利用下さい。」
山形県の中古マンション取引の相場は1,400万円前後といわれていますが、実際のところ築年数15年前後のそれほど古くない物件取引が多いため、相場は1,700万円前後といったところです。
山形市は今後も人口の一極集中が進むと予測されるので、マンション需要はさらに高くなることが予測されます。
再開発によりマンション建設も予定されているので、売却価格の上昇にも期待のかかるところですね。
山形県で実際に不動産売却をした人の声の口コミ評判
転勤を契機に不動産を売却
私は生まれてからずっと山形市で両親と住んでいました。しかし、転職したことで東京に転勤することになり、帰郷する可能性もなかったため、両親へ一緒に移り住むことを提案したのです。
そこで不要になる山形市の実家をどうするかという問題になったのです。近年は山形市の再開発が進んでいるため、そのまま所有して、相場を見ながら売却時期を検討した方がいいという話もあったのですが、実家が古かったこともあり、賃貸に出すにはリフォーム費用が必要と言われ、結局、新しい家の購入資金も必要だったため、売却することにしました。
しかし、家を売るのは初めてだったので、どうしていか分からずインターネットで調べ回っていると、一括査定サイトが良いようだったので、利用することにしたのです。
別に不動産投資に興味があったわけでなかった私は、不動産売却の知識はからきしで、相場も何も分からなかったですが、6社から査定見積もりが来たので、一度にいくつもの不動産会社の査定価格を比べることができ、家の適正価格が分かったのには随分と助かりました。
一括査定サービスを利用する前に、近所の不動産会社にも出向き、売却の相談をしていたのですが、最終的には手数料等の問題で、一括査定サイトで見積もりを取った不動産会社に売却をお願いすることにしたのです。
山形県は人口が少なく、不動産取引も低調だという情報がインターネットでも数多く見られたため、売出当初は不安でしたが、山形市の都市開発により取引件数が増えていた影響もあったせいか、想像より早く売却できました。
後で山形市でなければ、こうは上手くいかなかったかもしれませんよと不動産会社に言われ、家が山形市にあってよかったと胸を撫で下ろしたしだいです。
一括査定を利用して早期売却
夫と結婚して大阪府から夫が働く山形市に移り住むことになりました。当初は離婚など考えていなかったため、山形市内のマンションを購入することになりました。
しかし、数年で思いもよらぬ離婚が訪れ、別れた後は大阪に戻ることになったのです。ここで問題となったのがマンションの処遇です。二人で相談した結果、夫が山形市、私が大阪へ帰ることもあり、山形のマンションは売却するのが一番いい方法だという話になり、売却することにしました。
離婚後はお互い地元で一人暮らしとなり、心の整理をつけたいこともあったので、なるべく早く売却できる不動産会社に売却を依頼することにしたのです。そこで一括査定サイトを使い、早期売却を条件に査定見積もりを依頼しました。
全くマンション相場がわからなかったので、当初は市内の不動産会社に直接訪れたり、ネット上の査定サイトへ登録しましたが、一括査定サイトが一番便利でした。
一度の申し込みで複数の見積もりがもらえたので、一目でどこが高い見積もりかを判断でき、すごく手間が省けました。直接、不動産会社に依頼すると、何度も足を運ぶ必要があると後で聞いたので、電話やメールのやり取りでやり取りできる一括査定サービスは便利でした。
そして、山形県の不動産取引件数は減少傾向で、売りに出しても買い手が見つからないという話も聞いたので、売れるまでに時間がかかるのではという不安がありましたが、意外にも想像よりも高く売却することができたのです。わずか2ヶ月で買い手が見つかり、早く売却できたので非常に助かりました。
引っ越しを契機に3ヶ月で売却
天童市で15年前に購入した一戸建てに、両親と一緒に住んでいました。しかし、少し古くなったことと、山形市でいい仕事を紹介されたこともあり、山形市にに引っ越すことになったのです。
当社は私一人で引っ越しするつもりだったのですが、両親をそのままにしておくことのできず、両親と共に引越しし、山形市に新しく一軒家を購入することにしました。
東京などの都市圏ならば、賃貸に出せば借りても付くでしょうが、天童市のように人口が少ない地域では、賃貸で安定した収入が得られるとは考えられなかったため、維持し続けるよりも売却した方が間違いないという話になり、売りに出すことにしたのです。
そこで驚いたのが山形市との地価の違いです。山形の新しい家を購入する時に不動産会社から聞かされた話では、山形県で一番地価が高いのは山形市で218,000円、2番目なのが天童市だったのですが、地価の坪単価122,000円と大きく違っていました。
今まで地価なんて考えたこともなかった私は、こんなにも差があるのかと、心底驚かされたのです。そこで少しでも高く売る方法として、インターネットで紹介されていた一括査定サイトを利用して、査定価格を比較しました。
新しい家の購入もあり、取引件数が増加している今が売り時と聞いたので、そこ師でも早く売却したい旨を条件に不動産会社を決めました。
少し古くなっていたことと、さほど取り引きが多くない天童市だったこともあり、売れるまでに時間がかかると覚悟してはいたのですが、なんと3ヶ月ほどで売却先が決まったのです。
インターネットで調べた時は、取引の多い東京でも1年以上買い手が現れない場合もあるとあったので、希望通りの早期売却が叶って本当によかったです。売却依頼した不動産会社の担当者も親身になってくれ、こまめに連絡を貰えたので安心して任せることができました。
山形県で少しでも高く不動産を売るには査定が重要!
ここで不動産売却を検討している人に、耳寄りな情報を提供したいと思います。
不動産売却で一番の関心ごとと言えば、売却価格でしょう。
そこでお教えしたいのが、少しでも売却するための方法で、その方法とは、複数社への査定見積もり依頼です。
売出価格は査定価格を基に決定されます。そのため、少しでも高く売却するには、少しでも高い査定価格を出してくれるところを、仲介業者に選定する必要があります。
となれば高額査定をゲットするためには、複数社への査定見積もり依頼が必須条件になってくるのは、お分かりいただけるでしょう。
複数からの査定見積もりが必須条件!
しかし、仲介業者を決める際には、査定価格だけを重視した選定方法はおすすめできません。
仲介業者を選定する際は、出した査定価格で売却できる実力が伴っていることも、条件にしなければならないからです。
査定見積もり後の話し合いでは、各不動産会社の実績件数や得意とする販売地域、そして担当者の印象などから、信頼でき、売却力の高い不動産会社を見極めるようにしてください。
そこでおすすめしたいのが一括査定サービスサービスです。
一括査定サービスなら一度の入力で、複数社へ査定見積もり依頼ができるので、一件一件、不動産会社を回る必要もなく、一度に複数社から査定見積もりを取ることが可能です。
中でもマンション売却ガイドというサイトは、全国1,600社以上の不動産会社の中から、希望する最大6社に完全無料で査定依頼ができます。
60秒もあれば全国どこからでも一括査定が依頼できるので、少しでも高く売却したいなら、ぜひ利用してみてください。
マンション売却ガイドで査定可能な山形県内の市町村
マンション売却ガイドで査定可能な山形県内の市町村は下記の通りです。
- 山形市
- 寒河江市
- 村山市
- 天童市
- 東根市
- 尾花沢市
- 東村山郡山辺町
- 東村山郡中山町
- 西村山郡河北町
- 西村山郡西川町
- 西村山郡朝日町
- 西村山郡大江町
- 北村山郡大石田町
- 新庄市
- 最上郡金山町
- 最上郡最上町
- 最上郡舟形町
- 最上郡真室川町
- 最上郡大蔵村
- 最上郡鮭川村
- 最上郡戸沢村
- 米沢市
- 南陽市
- 長井市
- 東置賜郡高畠町
- 東置賜郡川西町
- 西置賜郡小国町
- 西村山郡白鷹町
- 西村山郡飯豊町
- 酒田市
- 鶴岡市
- 東田川郡三川町
- 東田川郡庄内町
- 飽海郡遊佐町
山形県内でおすすめの不動産会社
それでは最後に山形県内の不動産売却で評判の高い不動産会社を数社ピックアップして、その特徴とメリットを簡単に紹介しておきます。
最終決断を下す際の判断材料の1つとしてもらうためにも、これから紹介する各社の特徴とメリットに目を通し、ぜひ参考にしてください。
①株式会社カチタス
山形県は大手不動産会社がほとんど進出していません。その数少ない大手不動産会社が、この株式会社カチタスです。
株式会社カチタスは日本最大手の買取再販専門の不動産会社で「おうち買い取り全国NO.1 」を謳い、買い取った物件にリフォームやリノベーションを施し、販売する業務を取り扱っています。
本社所在地 | 群馬県桐生市美原町4番2号 |
設立 | 1978年9月1日 |
資本金 | 37億7,887万円1,000円(2019年3月31日現在) |
従業員数 | 655名(2019年4月1日現在) |
免許登録番号 | 宅地建物取引業・国土交通大臣(06)第005475号 |
株式会社カチタスは買取専門業者になるので、仲介業務は取り扱っていません。この点は勘違いしないようにしましょう。
しかし、株式会社カチタスは買取希望の人には、おすすめの不動産会社になってくるでしょう。その理由は下記のようなわけあり物件でも、買取対応しているからです。
- 古すぎる物件で買い手が見つからなかった
- 改修・修繕箇所が多く、買い手に敬遠された
他の不動産会社では相手にされなかった物件でも、買い取ってもらえる可能性が高いので、一度相談してみてください。また買取後の対応も下記のように迅速丁寧です。
- 査定価格提示が最短3日
- 現金決済が早い(最短3週間程度)
- 瑕疵担保責任から解放される
山形県内には下記3店舗が出店されています。近くの店舗に相談してみるようにしましょう。
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
山形店 | 山形市鉄砲町3丁目3番11 | 0120‐177‐433 |
酒田店 | 酒田市松原南6番地9 | 0120‐163‐013 |
米沢店 | 米沢市中田町569‐4 | 0120-360-225 |
公式HP:株式会社カチタス
②株式会社リバティ
株式会社リバティは山形市に店舗を置く、地元の不動産会社で手広く不動産業務に従事しています。
近年は山形市で需要の高くなったマンションの取り扱いが多く、代表者が行政書士として行政書士事務所を開設しているので、総合的なサービスを受けることができます。
本社所在地 | 山形市あこや町3‐6‐8 |
設立 | 未公開 |
資本金 | 未公開 |
従業員数 | 未公開 |
免許登録番号 | 宅地建物取引業・山形県知事(07)第001699号 |
またメリットの高い買取にも対応しているので、買取希望の人にもおすすめです。
- 仲介手数料がかからない
- 周囲の人に知られず売却できる
- 希望の期日に合わせた現金化が可能
- 売却後の瑕疵担保責任による修繕義務が発生しない
公式HP:株式会社リバティ
➂株式会社セントラル不動産
株式会社セントラル不動産は山形市に店舗を置き、不動産売買と仲介を主に取り扱っている不動産会社です。
また買取業務も行っており、下記メリットがあります。
- 最短3日で取り引きが完了
- 仲介手数料が不要
- 瑕疵担保責任が免責される
売却に伴い、ローン残債が残る場合も、金融機関との話合いを代行してくれます。これは売り主にとっても見逃せないメリットとなってくるでしょう。
本社所在地 | 山形市春日町7‐17 |
設立 | 未公開 |
資本金 | 未公開 |
従業員数 | 未公開 |
免許登録番号 | 宅地建物取引業・山形県知事(03)第002372号 |
また株式会社セントラル不動産では仲介契約を結び、一定期間内に買い手が見つからなければ、仲介から買取に切り替えられる買取保証サービスが用意されています。
万が一のための保険となるので、メリットの高いサービスになってくるでしょう。
公式HP:株式会社セントラル不動産
④株式会社レナーク不動産
株式会社レナーク不動産は米沢市に店舗を置き、米沢市と置賜地域の不動産売却で実績の高い不動産会社です。
山形県の不動産取引は山形市がメインとなるため、不動産会社も山形市に集中しています。そのため郊外で不動産売却する際には、対応してくれる良質な不動産会社を探すのは一苦労です。
米沢市と置賜地域の不動産売却を検討している人にとっては、おすすめの不動産会社になってくるでしょう。
本社所在地 | 米沢市桜木町2番80号PAL桜木106 |
設立 | 2016年1月15日 |
資本金 | 未公開 |
従業員数 | 未公開 |
免許登録番号 | 宅地建物取引業・山形県知事(01)第002532号 |
また、この株式会社レナーク不動産は事業用・投資用物件も取り扱っているます。この幅広い対応も魅力の1つと言えるでしょう。
マイホーム以外の売却を検討しているならば、ぜひ候補の1つにしてもらいたい不動産会社ですね。
公式HP:株式会社レナーク不動産
山形県の不動産(土地)売却査定・相場|一戸建てからマンションまでのまとめ
今回は山形県の不動産事情を徹底検証しました。
山形県は平地が少なく、人口密集地が限定されるため、決して不動産取引が盛況な都道府県とは言えません。
十分な数の不動産取引が望めるのは、山形市のみと言っても過言ではないでしょう。現在は山形市に加え、鶴岡市でも再開発が始まっているので、今後は県全体の不動産取引数が底上げされる期待はあります。
しかし、郊外では年間取引数が10件に満たない都道府県が多く見られるので、山形県の不動産取引数は完全な二極化状態です。
そのため山形県は売却する地域の不動産取引状況に応じた、売出方法をシッカリと検討する必要があります。
今回の記事を参考にして、できるだけ有利に取り引きを進められるようにしてくださいね。